日本とアメリカ AIで科学に力を合わせる
みなさんは、分からないことがある時、図書館で調べたり、先生に聞いたりしますね。世界には、まだだれも知らないことを調べる「科学者」という人たちがいます。新しいくすりや、新しい力の作り方を見つけるために、毎日いっしょうけんめい研究をしています。
近ごろは、コンピューターの「AI」が、この研究を手つだうようになりました。AIは、たくさんの数字や言葉を、人よりずっと早く考えることができます。だから、AIを使えば、科学がもっと早く進むと考えられています。
六月四日、日本とアメリカが、AIを使って科学を強くするために、力を合わせると発表しました。日本がわは文部科学しょうと経済産業しょう、アメリカがわはエネルギーしょうが、いっしょに約そくをしました。
アメリカには「ジェネシス・ミッション」という、大きな国の計画があります。日本は、ほかの国でいちばんさいしょに、この計画のなかまになりました。
この計画には、たくさんのお金が使われます。日本は五年かんで八百おく円(やく五おくドル)を出します。アメリカも同じだけ出すので、ぜんぶで十おくドルになります。
みんなで調べるのは、つぎの六つのことです。とても小さなものの研究、太陽のような大きな力を作る研究、生き物の研究、大切な物のもとになるざいりょうの研究、世界のもとになる小さなつぶの研究、そしてAIが自動でじっけんをするラボ(研究の部屋)です。
研究をするところは、アメリカが十二、日本も十二あります。日本からは、リケン(RIKEN)、東京大学、NIMS、KEKなどが入ります。さらに十一の科学チームが、みんなをまとめます。この約そくのかみに、日本がわから柿田恭良さんと松尾剛彦さん、アメリカがわからダリオ・ギルさんがサインをしました。
ここで、出てきた言葉をせつめいします。「AI」は、人のかわりにすばやく考えてくれるコンピューターのしくみのことです。「パートナー」は、いっしょにがんばるなかまのことです。今回、日本とアメリカはこのパートナーになりました。
今回、二つの国が力を合わせることで、これまでよりずっと早く、新しいことが分かるかもしれません。みなさんが大人になるころには、病気をなおす新しいくすりや、地きゅうにやさしい新しいエネルギーが、見つかっているかもしれませんね。