7月も食品の値上げ2566品目 パンや加工食品で多く 今年の合計は昨年をすでに上回る
スーパーマーケットで買い物をするとき、パンやおかしの値段が前より高くなったと感じたことはありませんか。日本は食料の多くを外国からの輸入にたよっています。そのため、外国で起きたできごとや、原材料・燃料の値段の変化が、わたしたちの毎日の食事の値段にえいきょうをあたえます。今、その「値上げ」がどれくらい起きているのかを調べた結果が発表され、注目を集めています。
全国の会社の様子を調べている調査会社の「帝国データバンク」は2026年7月、主な食品メーカー195社を対象に、家庭用を中心とした7月の飲食料品の値上げの様子を調査して発表しました。それによると、7月に値上げされる品目の数は2566品目で、値上げ率の月平均は11%でした。分野別に見ると、「加工食品」が1084品目、パンが1078品目で、この二つの分野が最も多くなりました。また、「中東情勢」に由来する値上げが全体の24.7%をしめました。さらに、2026年の1年間の合計(1月から11月までに分かっている分)は1万4902品目となり、2022年以降で最も少なかった2024年の1万2520品目を、すでに上回りました。
ここで、ニュースに出てきた言葉を整理しましょう。「帝国データバンク」は、全国の会社の情報を集めて調べる調査の専門会社です。「品目」は品物の種類の数のことで、同じおかしでも味や大きさがちがえば別の品目として数えます。「値上げ率」は値段がどれくらいの割合で上がるかを表す数字で、11%なら100円の物がおよそ111円になる計算です。「加工食品」は、めん類やレトルト食品のように、材料に手を加えて作られた食品のことです。「中東情勢」とは、石油を多く産出する中東地域で続く争いなどの動きのことで、石油の値段が上がると、物を運んだり工場を動かしたりする費用が増え、食品の値段にもえいきょうします。値上げのニュースを聞くと少し心配になりますが、なぜ値段が上がるのかを知ることは、世界と自分たちのくらしのつながりを考える第一歩になります。買い物のときに値段の動きに目を向けてみると、社会のしくみがぐっと身近に感じられるはずです。