2026年7月7日(火)のこどもニュース
能登空港が、世界で初めての「ポケモンの空港」になりました
みなさんは、空港に行ったことがありますか。空港は、飛行機に乗る人や荷物が行き来する場所であると同時に、その地域をたずねる人がさいしょに足をふみ入れる「まちの入口」でもあります。石川県の北へ長くのびる能登半島には、「能登空港」があります。ここは、田や畑、林や小川が人のくらしとつながってできた「里山」の広がる地域です。
この能登に、もっと多くの人に来てほしい、まちをもっと元気にしたい。そんな願いから、石川県と、ポケモン・ウィズ・ユー財団が力を合わせました。ポケモンには、空を飛ぶなかまである「ひこうタイプ」がいます。空を飛ぶ飛行機の場所と、空を飛ぶポケモン。この二つを結びつけた計画です。
石川県とポケモン・ウィズ・ユー財団は、2026年5月14日、能登空港を「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」という名前にリニューアルすると発表しました。ポケモンの名前がついた空港は、世界で初めてです。新しい空港は2026年7月7日に始まり、2029年9月の終わりまでの期間限定で続きます。
空港の中には、2026年5月の時点で見つかっている「ひこうタイプ」のポケモン111種すべてがかざられています。2階のふきぬけには、大きなピカチュウと飛行機のバルーンが空にうかぶように置かれました。1階の、飛行機からおりた人が通るロビーには、復興をおうえんするアート「あかるいみらい」が展示されています。
飛行機をながめる見学者デッキは「ピカチュウのさとやま」と名づけられ、たくさんのピカチュウがいます。ここではスマホを使って楽しめるオリジナルの動画も3本用意されました。3階の「レストランあんのん」では、ポケモンをテーマにしたパンケーキ2種類とドリンク2種類を出す予定です。2階の売店「セレンディピティ」では、Tシャツ、キーホルダー、ラゲッジタグなど、ここだけのグッズを売っています。
空港の外にも広がります。7月の中ごろからは、北陸鉄道のバスがポケモンのラッピングになり、能登のあちこちをめぐる周遊バスも新しく走り始めます。
言葉の説明をします。「リニューアル」は、建物などを新しく作りかえることです。「復興」は、災害などで大変な思いをした地域が、もとの元気をとりもどし、さらに前へ進んでいくことです。「ラッピング」は、バスや電車の外側を絵や写真でつつむようにかざることです。「ラゲッジタグ」は、旅行のとき荷物につける名札のようなものです。
空港は、その地域の入口です。ポケモンに会いたいと思った人が能登をたずね、里山や海を歩き、そこでくらす人と出会う。そうして人が集まることは、まちがふたたび元気になる力になります。この空港は2029年9月末までの期間限定です。みなさんも、自分のまちには外から来た人によろこんでもらえるどんなよさがあるか、考えてみてはどうでしょうか。