「子ども一人」の世帯が初めて5割をこえる 厚生労働省が調査結果を発表
みなさんのクラスには、きょうだいがいない友だちがどのくらいいるでしょうか。日本では今、家族の形が少しずつ変わってきています。国は、国民がどのような家族でくらし、どんな生活をしているのかを知るために、毎年大きな調査を行っています。この調査を担当しているのが、病気やくらし、働くことなどに関する仕事をする国の役所、厚生労働省です。
厚生労働省は2026(令和8)年7月15日、「2025(令和7)年国民生活基礎調査」の結果を公表しました。この調査は、2025年6月5日現在のようすを調べたものです。それによると、全国の世帯の総数は5505万8千世帯でした。18才未満の子ども(児童)のいる世帯は917万4千世帯で、全世帯の16.7%にとどまり、過去2番目に少ない割合となりました。さらに、児童のいる世帯のうち、子どもが一人だけの世帯は460万世帯で、児童のいる世帯全体の50.1%となり、調査が始まった1986(昭和61)年以来、初めて5割をこえました。子どもが二人の世帯は351万6千世帯で、38.3%でした。また、児童のいる世帯で母親が仕事をしている割合は81.2%となり、これまでで最も高くなりました。65才以上の人のいる世帯では、一人でくらす「単独世帯」が933万5千世帯となり、前の年より30万4千世帯増えて、調査開始以来最も多くなりました。
ニュースに出てきた言葉を説明します。「世帯」とは、同じ家に住んで、くらしを共にしている人の集まりのことで、一人でくらしている人も1つの世帯と数えます。「国民生活基礎調査」とは、国民のくらしの基本的なようすを知るために、厚生労働省が毎年行っている調査です。「単独世帯」とは、一人だけでくらしている世帯のことです。今回の結果は、子どもが一人だけの家庭が増え、一人でくらすお年寄りも増えるなど、日本の家族の形が変わってきていることを示しています。子育てをしやすい社会や、お年寄りを地域で支え合うしくみをどうつくるかは、これからの日本の大きな課題です。みなさんも、自分の家族やまわりの人のくらしとくらべながら、未来の社会について考えてみてください。