新しい小わく星『2026JH2』を発見 5月18日に地球のすぐ近くを通る予定
夜空を見上げると、たくさんの星が光っています。その中には、太陽のまわりを回る小さな天体「小わく星」もあります。多くは火星と木星の間にありますが、なかには地球の近くを通るなかまもいます。そうした小わく星は、世界中の研究者がいつどこを通るのかをくわしく調べて記録しています。
2026年5月10日、アメリカのアリゾナ州にある「マウント・レモン・サーベイ」という観測所が、新しい小わく星を一つ見つけました。その後の観測でくわしい通り道がわかり、国際天文学連合(IAU)の中にあるマイナー・プラネット・センターが、この天体に『2026JH2』という名前をつけて正式に登録したと発表しました。
大きさは直径およそ15メートルから30メートルとみられています。地球に最も近づくのは2026年5月18日の夜(協定世界時の21時23分、日本時間では19日の朝6時すぎ)の予定です。そのときの地球からのきょりは、およそ11万6千キロメートルから11万7千キロメートルで、これは月までのきょりのおよそ3分の1ほどの近さになります。
5月10日から20日までに167回の観測が行われ、太陽のまわりを一周するのに3.76年かかることや、明るさを表す絶対等級が26.32であることがわかりました。地球の近くを通る天体の中でも、地球の外がわを回る「アモール型」というなかまに分類されています。
「小わく星」とは、太陽のまわりを回る小さな天体のことです。「アモール型」とは、地球の通り道の少し外がわを通る小わく星のなかまのことを言います。今回の『2026JH2』は地球にぶつかることなく通り過ぎる予定なので、心配はいりません。それでも、こうして新しい天体を早く見つけ、その通り道をくわしく調べておくことは、もしものときに地球の安全を守るために大切な仕事です。これからも、世界中の研究者が空を見上げ続けます。