自転車の「青いきっぷ」はじまる ルールをやぶると反則金
みなさんは毎日のように自転車に乗っているかもしれません。自転車は手軽で便利な乗り物ですが、じつは「車のなかま」です。だから、道を通るときには信号を守る、止まれの場所では止まるなど、いろいろな決まりがあります。ところが、これまで自転車の決まりをやぶっても、多くの場合は口で注意されるだけで終わっていました。そのため、自転車が原因の事故が後をたたず、もっとしっかり決まりを守ってもらうための新しいしくみがつくられました。
2026年4月1日、警察庁(けいさつちょう)という、国の交通安全などをまとめる役所が、自転車に「青いきっぷ(青切符)」という新しいしくみを始めました。これは、自転車で決まりをやぶった16さい以上の人に、その場で青い紙をわたし、お金(反則金)をはらってもらうというものです。これまで自動車やバイクには同じようなしくみがありましたが、今回それを自転車にも広げました。
警察庁は、しくみを始めてから1か月間のようすを発表しました。それによると、全国で青いきっぷがわたされたのは2100件あまりでした。いちばん多かったのは、止まれの場所で止まらない「一時不停止」で846件、全体の約40%をしめました。次に多かったのは、スマートフォンなどを使いながら運転する「ながら運転」で713件(約33%)、信号無視が298件(約14%)とつづきました。かさをさしたまま運転して、きっぷをわたされた人も4件いました。
また、いきなりきっぷをわたすのではなく、口や紙で「気をつけてください」と注意する「指導警告」は、13万5855件にのぼりました。じっさいには、きっぷよりも注意のほうがずっと多かったことが分かります。
今回出てきた「青いきっぷ」とは、決まりをやぶった人に反則金をはらってもらうための紙のことです。「反則金」とは、決まりをやぶったときにはらうお金のことをいいます。これまで自転車にはこのしくみがほとんどなく、注意だけで終わることが多かったので、決まりを守る人を増やそうと、新しく始められました。
このしくみの対象は16さい以上なので、小学生のみなさんがすぐに反則金をはらうことはありません。でも、自転車が「車のなかま」であることや、決まりを守る大切さは大人と同じです。止まれの場所で止まる、信号を守る、スマートフォンを見ながら乗らないといったことを今から身につけておけば、自分も、まわりの歩く人も、けがをしないですみます。毎日の自転車を、もう一度安全な目で見直すきっかけにしたいですね。