学校のプールがへっている? その理由をしらべてみた
みなさんは、夏になると学校のプールでおよぎますね。プールのじゅぎょうは、長い間、たくさんの小学校や中学校で行われてきました。でも今、その学校のプールが少しずつなくなってきています。なぜそんなことが起きているのでしょうか。日本の国の話し合いの場である衆議院で、この問題について質問が出されました。
令和3年(2021年)に、スポーツ庁という国の役所がしらべたデータをもとに、衆議院で「質問主意書」という書類が出されました。質問主意書とは、国会議員が国に対して、文しょうで考えを聞くためのものです。
このしらべで、いくつかのことがわかりました。屋外(外にある)プールがある小学校の割合は、平成30年(2018年)には94%でしたが、令和3年(2021年)には87%になり、7ポイント下がりました。中学校でも、平成30年には73%でしたが、令和3年には65%になり、8ポイント下がりました。
そもそも、なぜ多くの学校にプールが作られたのでしょうか。昭和36年(1961年)に「スポーツしんこう法」というきまりができて、国がプールを作るためのお金(補助金)を出すようになりました。そのおかげでたくさんのプールが作られましたが、それから約60年がたち、今では古くなって作り直しが必要になっているのです。
プールを大きく直したり作り直したりするには、1億円から2億円ものお金がかかります。さらに、プールを使い続けるための1年間のお金は、NHKの試算で234万円ほどかかるといわれています。
お金だけではありません。学校の先生たちの負担も大きいのです。プールの水のよごれを検査して調整したり、そうじをしたり、暑さへの対策をしたり、子どもたちのプライバシーへの気くばりをしたりと、しなければならないことがたくさんあります。
今回のニュースに出てきた「質問主意書」とは、国会議員が国の考えを文しょうで聞くために出す書類のことです。「補助金」は、国などが何かをするのを助けるために出すお金のことです。
学校のプールは、お金や先生の負担という大きな問題をかかえています。これからは、市が持つプールを使ったり、近くのしせつでおよぎを習ったりするなど、新しいやり方を考える学校も出てくるかもしれません。みなさんが通う学校のプールはこの先どうなっていくのか、考えてみるのもよいですね。