大学のキャンパスにクマ 宇都宮大学が一日中のすべての授業を休みに
みなさんは毎日、学校で勉強したり、友だちと遊んだりしていますね。でも、もし学校の中に大きな野生の動物が入ってきたら、どうなるでしょうか。クマはもともと、山や森の中で食べ物やかくれ場所を見つけてくらす生き物です。ところが、ときどき人がくらす町や学校の近くにあらわれることがあり、人とぶつかると大きなけがにつながることもあります。
2026年6月9日、宇都宮大学(国立大学法人)が、学生に向けて大切なお知らせを発表しました。キャンパス(大学の中の広い場所)の中にクマがあらわれたのです。そのため宇都宮大学は、同じ日のすべての学部とすべての研究科の授業を中止する(休講にする)ことを決めました。さらに、研究室での活動も、どうしてもやむを得ない理由がある場合をのぞいて、原則として中止としました。キャンパスの中での課外活動(部活動などの、授業ではない活動)も、すべて取りやめになりました。そして宇都宮大学は、学生に対して、あわてずに冷静に行動し、自分の安全をたしかめるようにと指示しました。
このニュースに出てきた「休講」とは、その日の授業がお休みになることです。学校でいう休校に近い言葉です。「研究科」とは、大学を卒業した人がさらに深く学んだり研究したりする場所のことです。宇都宮大学は、これらすべてを中止してまで、学生がクマと出会わないように、安全を一番に考えたのです。クマのような野生の動物が町や学校にあらわれるのは、宇都宮大学だけの話ではありません。みなさんも、もし近くにクマがあらわれたというお知らせを聞いたら、外に出るのをやめ、大人の言うことを聞いて、落ち着いて行動することが、自分の命を守ることにつながります。