「子ども110番の家」が減っている?みんなを守るしくみを考えよう
みなさんは、学校で「地いきの安全のために、自分たちにできること」を習ったことがあると思います。もし、家に帰るとちゅうで知らない人に声をかけられたり、こわい目にあったりしたら、どこへにげればよいでしょうか。そんなときにかけこむことができるのが「子ども110番の家」です。これは、困った子どもを助けて、警察に知らせてくれる、お店や家のことです。多くの大人たちが協力して、長い間つづけてきたしくみです。
ところが、警察庁(警察の一番上の役所)が、この「子ども110番の家」が減ってきていると発表しました。警察庁がつかんでいる数は、令和6年度の終わりで約143万カ所です。平成20年度の終わりには約210万カ所あったので、7割よりも少ない数にまで減ってしまいました。
さらに、京都府警(京都の警察)が平成30年に調べたところ、登録されている場所のうち1000カ所より多くが、じっさいにはきちんと働いていないことが分かりました。たとえば、お店がなくなっていたり、人がいなくなっていたりしたのです。そこで京都府警は、本当に役に立つ場所を増やす取り組みを進めました。その結果、令和7年の時点で約1万9000カ所を確保し、平成30年のときよりも約2400カ所増やすことができました。
ここで言葉の説明をします。「警察庁」とは、日本全体の警察をまとめている政府の役所のことです。「子ども110番の家」とは、子どもが助けをもとめてかけこめるように、町のお店や家が登録しているしくみのことです。数が減るだけでなく、登録されていても働いていない場所があると、いざというときに助けてもらえないかもしれません。だからこそ、京都府警のように、本当に役立つ場所を見直してふやす取り組みが大切になります。わたしたち子どもも、自分の通学路のどこに「子ども110番の家」があるのかを、ふだんから確かめておくとよいでしょう。地いきの大人とわたしたちが力を合わせることが、みんなの安全な毎日につながっていきます。