10円玉は何でできている? 日本銀行がその中身を公開
みなさんは毎日、お金を使ったり見たりしていますか。買い物をするとき、さいふの中には1円玉や5円玉、10円玉、100円玉などが入っています。中でも10円玉は、ほかのお金とちがって、こげ茶色のような色をしているので、すぐに見分けることができます。では、この10円玉は、いったい何でできているのでしょうか。じっくり考えたことのある人は、あまり多くないかもしれません。日本のお金にかかわる役わりをになう「日本銀行」が、その10円玉のくわしい中身を公開しています。
日本銀行によると、10円玉は「青銅」という金ぞくでできています。青銅は、銅という金ぞくを中心にして、そこにほかの金ぞくを混ぜ合わせて作られるものです。10円玉の場合は、銅が95%、「亜鉛」が4~3%、「錫」が1~2%という組み合わせになっています。つまり、ほとんどが銅でできているということです。大きさは、まんなかをまっすぐ通る直径が23.5mmです。重さは4.5gで、これを「量目」とよびます。そして、この10円玉は、1959年、昭和でいうと34年から発行が続いている、わたしたちが今もふだん使っているお金なのです。
ここで、いくつかの言葉を説明します。「組成」とは、ある物が何によって、どれくらいの割合でできているかを表す言葉です。10円玉の組成は、銅が95%、「亜鉛」が4~3%、「錫」が1~2%でした。「亜鉛」や「錫」は、銅と同じ金ぞくの仲間です。何種類かの金ぞくを混ぜ合わせると、さびにくくしたり、じょうぶにしたりすることができます。理科で学んだように、同じ体積でも種類がちがうと重さはちがってきます。10円玉のように、ざいりょうや大きさ、重さがきちんと決められているからこそ、お店などにある自動の機械は、入れられたお金がどれかを正しく見分けることができるのです。いつも何気なく使っている小さな10円玉にも、こうした細かい決まりがかくれています。お金の中身を知ると、毎日の買い物も少しちがって見えてくるはずです。