歩く人を守る信号機「歩車分離式」を警察庁が説明
道を歩くとき、わたしたちは信号機の色を見て、青になったら横断歩道をわたります。でも、青信号でわたっているときに、右や左にまがってくる車と、あぶなく感じたことはありませんか。車と歩く人が同じ青信号で動くと、まがる車が歩く人の前を通ることになり、ぶつかる事故が起こりやすくなります。こうした事故をへらすために、新しい仕組みの信号機が日本で使われています。
日本の警察庁の交通部が、令和7年3月の終わりの様子として、「歩車分離式信号機」の仕組みと使い方を発表しました。これは、車が進む時間と、人が歩く時間を分けて、別々にする信号機です。とくに右や左にまがる車を分ける方式では、人が歩く間は車を止めておくので、まがる車と人がぶつかりにくくなります。今、全国には1万416基のこの信号機があり、これは全部の信号機の約5パーセントにあたります。
平成14年1月から6か月間、全国の100か所で試しに使ったところ、交通事故の件数が約4割もへり、とくに人と車がぶつかる事故は約7割もへりました。さらに、この信号機に賛成する人は7割をこえました。
また、警察庁の交通部は、赤信号の下に矢印が出る理由も説明しました。向かい側から来る車が多くて、青信号のままでは安全に右にまがれないときに、まがってよい方向を矢印で示します。右・左・まっすぐの三つの方向の矢印を同時に出すこともあり、これは人が歩く時間をしっかり守りながら、車が進める時間をつくるためです。
「歩車分離式信号機」とは、人が歩く時間と車が進む時間を分けて、両方が同時に交わらないようにした信号機のことです。「矢印の信号」は、進んでよい方向だけを教えてくれるしるしです。みなさんが毎日わたる横断歩道にも、こうした信号機があるかもしれません。仕組みを知っておくと、信号の色や矢印を正しく見て、より安全に道をわたることができます。事故をへらすこうした工夫は、わたしたちの命を守る大切な取り組みです。