2026年6月18日(木)のこどもニュース
大分県九重町でがけがくずれる 住宅をのみこみ女性が大けが
みなさんは、雨がたくさん降ったあとは、山やがけの近くがふだんよりあぶない、と聞いたことがあるかもしれません。理科で学んだように、流れる水には土をけずったり運んだりする力があり、地面の中にたくさん水がしみこむと、山のがけの土や石が一気にすべり落ちることがあります。これを「土砂崩れ」といいます。今回は、その「土砂崩れ」が大分県で起きて、人が大けがをしました。
2026年6月17日の午後7時ごろ、大分県の「防災対策企画課」が発表しました。大分県九重町松木で「土砂崩れ」が起き、住宅が一けん巻きこまれました。くずれた土や石は、横のはばが30メートル、高さも30メートルもありました。家にいた女性は下半身がうもれて、足の骨を折る重傷を負いました。県や町は、近くにすむ9世帯30人に「避難指示」を出し、住民はあんぜんな場所へ移りました。また、近くを通る県道「下恵良九重線」は、600メートルにわたって通行止めになりました。一度くずれた場所は、もう一度くずれる「二次災害」のおそれもあるため、注意が続いています。
ここで言葉を整理します。「土砂崩れ」は、山やがけの土や石が一気にすべり落ちることです。「避難指示」は、命があぶないので、すぐにあんぜんな場所へ移ってくださいという、強いよびかけです。「二次災害」は、一度起きた災害のあとに、続けて起きてしまう災害のことです。「重傷」は、なおるのに時間がかかる大きなけがを指します。社会の学習でもあったように、災害から命を守るには、国や県・町の助けだけでなく、家族で水や食べ物を用意しておくこと、雨が強い日は早めに動くことなど、自分たちでできる備えが大切です。今回のニュースを、自分の住む町のあぶない場所や、にげる道を家族で話し合うきっかけにしてみてください。
6月18日の夜、細い月と金星・木星・水星が西の空に並びます
夕方、西の空を見ると、ひときわ明るくかがやく星を見つけることがあります。その多くは金星や木星です。月や星の集まりは時こくによって東から南、西へと位置を変えますが、夕方の西の低い空は、明るい星をまとめて楽しめる場所です。今回、国立天文台が、月とこれらの星が近づいて見える天体現象についての観測情報を発表しました。
国立天文台によると、6月16日から18日にかけて、月が金星、木星、水星に次々と近づいて見えます。6月16日は、水星が「東方最大離角」となり、糸のように細い月齢1の月と並びます。6月17日には、月齢2の三日月が、マイナス1.8等の木星に近づきます。そして見ごろのピークとなる6月18日の夜には、月齢3の細い月が、マイナス4等の金星よりも高い位置に見えます。このとき、上から月、金星、木星、水星の順に、西の空にななめに並びます。ただし水星は太陽に近く、見える時期がかぎられるため、観察できる機会は多くありません。
ここで出てきた「月齢」とは、新月の日からの日数のことで、数が小さいほど月は細く見えます。「等」は星の明るさを表す単位で、数が小さいほど明るく、マイナスがつく星はとても明るい星です。「東方最大離角」とは、太陽の近くにある水星が、太陽から最もはなれて見える時期のことで、ふだんは見つけにくい水星を観察しやすくなります。月の形が太陽と月の位置の関係で変わることを思い出すと、細い月が夕方の西の空に見える理由もよく分かります。晴れた日には、西の空を見上げて、月と三つの星のならびをさがしてみてはいかがでしょうか。
歩く人を守る信号機「歩車分離式」を警察庁が説明
道を歩くとき、わたしたちは信号機の色を見て、青になったら横断歩道をわたります。でも、青信号でわたっているときに、右や左にまがってくる車と、あぶなく感じたことはありませんか。車と歩く人が同じ青信号で動くと、まがる車が歩く人の前を通ることになり、ぶつかる事故が起こりやすくなります。こうした事故をへらすために、新しい仕組みの信号機が日本で使われています。
日本の警察庁の交通部が、令和7年3月の終わりの様子として、「歩車分離式信号機」の仕組みと使い方を発表しました。これは、車が進む時間と、人が歩く時間を分けて、別々にする信号機です。とくに右や左にまがる車を分ける方式では、人が歩く間は車を止めておくので、まがる車と人がぶつかりにくくなります。今、全国には1万416基のこの信号機があり、これは全部の信号機の約5パーセントにあたります。
平成14年1月から6か月間、全国の100か所で試しに使ったところ、交通事故の件数が約4割もへり、とくに人と車がぶつかる事故は約7割もへりました。さらに、この信号機に賛成する人は7割をこえました。
また、警察庁の交通部は、赤信号の下に矢印が出る理由も説明しました。向かい側から来る車が多くて、青信号のままでは安全に右にまがれないときに、まがってよい方向を矢印で示します。右・左・まっすぐの三つの方向の矢印を同時に出すこともあり、これは人が歩く時間をしっかり守りながら、車が進める時間をつくるためです。
「歩車分離式信号機」とは、人が歩く時間と車が進む時間を分けて、両方が同時に交わらないようにした信号機のことです。「矢印の信号」は、進んでよい方向だけを教えてくれるしるしです。みなさんが毎日わたる横断歩道にも、こうした信号機があるかもしれません。仕組みを知っておくと、信号の色や矢印を正しく見て、より安全に道をわたることができます。事故をへらすこうした工夫は、わたしたちの命を守る大切な取り組みです。
飛行機の中のモバイルバッテリー、ルールが新しくなります
みなさんは、スマートフォンやゲーム機の電池が少なくなったとき、モバイルバッテリーを使ったことがあるかもしれません。モバイルバッテリーは、外にいても電気をためておいて、いろいろな電子機器に電気を送れる便利な道具です。飛行機に乗るときも、多くの人がかばんに入れて持っていきます。しかし、この便利な電池が、ときどき火事の原因になることが分かってきました。
国土交通省航空局は、飛行機の中へのモバイルバッテリーの持ちこみについて、新しいルールを発表しました。このルールは、2026年4月24日から始まります。
新しいルールでは、まず、飛行機の中に持ちこめるモバイルバッテリーの数が、2個までに制限されます。ただし、持ちこめるのは160Wh(ワットアワー)以下の大きさのものに限られます。Whは、電池がどれだけ電気をためられるかを表す単位です。
つぎに、飛行機の中でモバイルバッテリーに電気をためること、つまり「充電」が禁止されます。さらに、モバイルバッテリーから、スマートフォンなどほかの電子機器へ電気を送る「給電」も禁止されます。
このようなルールに変わったのには、理由があります。モバイルバッテリーの中には「リチウムイオン電池」という電池が使われています。この電池が原因で、飛行機の中で火事が起きることが、世界中で増えてきたのです。そこで、世界の飛行機のルールを決めているICAO(国際民間航空機関)が、2026年3月27日に、国際的なルールを急いで新しく直すことを認めました。日本のルールも、それに合わせて変わりました。
今回出てきた言葉を整理します。「リチウムイオン電池」は、小さくてたくさん電気をためられる電池で、スマートフォンやモバイルバッテリーなど、身の回りの多くの物に使われています。「給電」とは、電池からほかの機器へ電気を送ることです。ICAO(国際民間航空機関)は、世界の国々が協力して、飛行機が安全に飛べるようにルールを決める組織です。
飛行機は、たくさんの人が同じ空間に乗る乗り物です。もし空の上で火事が起きたら、すぐににげることはできません。だからこそ、世界の国々が協力して、みんなの安全を守るためのルールをつくっているのです。みなさんも飛行機に乗るときは、おうちの人といっしょに、モバイルバッテリーの数や使い方のルールを確かめてみてください。
中学3年生の英語 半分以上が国の目あすに達する
みなさんは、学校で英語を習っていますね。英語が話せたり書けたりすると、外国の人と話したり、世界の国のようすを知ったりするときに役立ちます。日本では、子どもたちがどのくらい英語を使えるようになっているかを、国が毎年調べています。今は、世界の多くの人とつながって生きていく時代なので、英語の力はとても大切だと考えられているからです。
2026年6月18日、文部科学省が、令和7年度(2025年度)の「英語教育実施状況調査」の結果を公表しました。調べた基準の日は、2026年2月1日です。この調査は、国が目あすとして決めた英語の力に達した子どもが、どのくらいいるかを調べたものです。
その結果、中学3年生では54.6%が国の目あすに達していました。これは前の年より2.2ポイント高い数字です。高校3年生では52.4%で、前の年より0.8ポイント高くなりました。どちらも、これまでで一番高い数字です。
地域ごとに見ると、中学3年生では、さいたま市が88.9%で全国で一番高く、福井県は84.6%、よこはま市は71.6%でした。高校3年生では、東京都が62.4%で一番でした。
ただし、国は「2027年度までに60%以上にする」という目あすを決めています。今回の数字は過去最高でしたが、この目あすにはまだ届いていません。また、今回から「特別支援学校」も、初めて調査の対象に加えられました。
ここで出てきた「特別支援学校」とは、目や耳、体や心などに障害のある子どもが、一人一人に合った学び方で勉強できる学校のことです。すべての子どもの英語の力を、ていねいに見ていこうという考えから、今回の調査に加えられました。
英語の力は、これからみなさんが大人になって、外国の人と仕事をしたり、世界の人と協力したりするときに役立ちます。学校で英語を学ぶ毎日が、自分の未来の世界を広げることにつながっていきます。