6月18日の夜、細い月と金星・木星・水星が西の空に並びます
夕方、西の空を見ると、ひときわ明るくかがやく星を見つけることがあります。その多くは金星や木星です。月や星の集まりは時こくによって東から南、西へと位置を変えますが、夕方の西の低い空は、明るい星をまとめて楽しめる場所です。今回、国立天文台が、月とこれらの星が近づいて見える天体現象についての観測情報を発表しました。
国立天文台によると、6月16日から18日にかけて、月が金星、木星、水星に次々と近づいて見えます。6月16日は、水星が「東方最大離角」となり、糸のように細い月齢1の月と並びます。6月17日には、月齢2の三日月が、マイナス1.8等の木星に近づきます。そして見ごろのピークとなる6月18日の夜には、月齢3の細い月が、マイナス4等の金星よりも高い位置に見えます。このとき、上から月、金星、木星、水星の順に、西の空にななめに並びます。ただし水星は太陽に近く、見える時期がかぎられるため、観察できる機会は多くありません。
ここで出てきた「月齢」とは、新月の日からの日数のことで、数が小さいほど月は細く見えます。「等」は星の明るさを表す単位で、数が小さいほど明るく、マイナスがつく星はとても明るい星です。「東方最大離角」とは、太陽の近くにある水星が、太陽から最もはなれて見える時期のことで、ふだんは見つけにくい水星を観察しやすくなります。月の形が太陽と月の位置の関係で変わることを思い出すと、細い月が夕方の西の空に見える理由もよく分かります。晴れた日には、西の空を見上げて、月と三つの星のならびをさがしてみてはいかがでしょうか。