2026年6月19日(金)のこどもニュース
「食中毒」に注意! 梅雨の時期に細菌が増えやすいわけ
じめじめとした梅雨の時期になると、食べ物がいたみやすくなります。みなさんも、暑い日に置きっぱなしにしたお弁当のことを心配したことがあるかもしれません。じつは、目に見えない小さな生き物が食べ物の中で増えて、おなかをこわす原因になることがあります。日本で食品の安全を守る役割をもつ国の役所「厚生労働省」は、この梅雨から初夏の時期に「食中毒」が増えやすいことを、公式に解説しました。
厚生労働省は、食中毒の原因になる4つの主な「細菌」について、どんな食べ物が原因になり、どれくらいの時間でどんな症状が出るのかをまとめました。細菌が体の中に入ってから症状が出るまでの時間のことを「潜伏期間」といいます。
1つめは「O157」です。潜伏期間は平均で4日から8日と少し長く、激しい腹痛と「下痢」が出ます。
2つめは「ウエルシュ菌」です。潜伏期間は約6時間から18時間(平均で10時間ほど)で、腹痛や下痢が出ますが、症状はほかよりも軽いと説明されています。
3つめは「カンピロバクター」です。潜伏期間は1日から7日で、腹痛や下痢のほか、1日に10回以上もトイレに行くことや、37度から38度台の発熱が出ることがあります。
4つめは「黄色ブドウ球菌」です。潜伏期間は30分から6時間ととても短く、激しいはき気やおうと、腹痛が出ます。
この4つの細菌は、どれもじめじめとした「湿度」の高い場所を好むため、梅雨の時期に増えやすいという特徴があります。
ここで出てきた言葉をせいりします。「食中毒」とは、細菌などがついた食べ物を食べて、おなかが痛くなったり下痢になったりすることです。「細菌」とは、目に見えないほど小さな生き物のことです。「潜伏期間」とは、細菌が体に入ってから症状が出るまでの時間のことで、細菌の種類によって長さがちがいます。「湿度」とは、空気の中にふくまれる水分の多さのことです。気温が高く湿度も高い梅雨の時期は、細菌にとって増えやすい季節なのです。食中毒を防ぐには、食べる前にしっかり手を洗うこと、食べ物によく火を通すこと、作った料理を早めに食べることが大切です。毎日の少しの心がけが、自分や家族の健康を守ることにつながります。