身近な公園にも毒キノコ? 大阪市が「オオシロカラカサタケ」に注意を呼びかけ
みなさんは、公園や校庭のしばふに、白くて大きなキノコが生えているのを見たことがありますか。キノコは山の中に生えるものと思われがちですが、実は町の中の身近な場所にも生えます。そして、その中には、食べると体に害のある「毒キノコ」もあります。見た目が食用のキノコとよく似ているものもあるため、まちがえて食べてしまう事故が起きています。そこで大阪市が、毒キノコに気をつけるよう呼びかけています。
大阪市の健康局生活衛生部生活衛生課食品衛生グループは、毒キノコ「オオシロカラカサタケ」などによる「食中毒」への注意を発表し、2026年3月16日にも情報を新しくして呼びかけを続けています。オオシロカラカサタケは、夏から秋にかけて、公園のしばふや家の庭、校庭など、人がつくった草地に生える大型のキノコで、かさの直径が20センチメートル近くにもなります。食用の「カラカサタケ」に姿が似ているため、まちがえて食べられやすいのです。もし食べてしまうと、「悪寒」や頭痛が起きたり、はいたり、げりをしたり、時には血便が出たりするなど、胃や腸にはげしい不調が起こります。
キノコによる食中毒は、例年、秋の9月から11月ごろに多く起きています。しかし大阪市内では、令和元年(2019年)の8月に、オオシロカラカサタケによる食中毒が発生しました。また、平成17年(2005年)の9月と平成20年(2008年)の9月にも、同じような食中毒が起きています。大阪市は、ほかにもまちがえて食べられやすい毒キノコとして、「クサウラベニタケ」「ツキヨタケ」「ニガクリタケ」の名前を挙げています。
ここで、記事に出てきた言葉を確認しましょう。「食中毒」とは、毒のあるものや、ばいきんのついた食べ物を食べて、腹痛やげり、はき気などの不調を起こすことです。「悪寒」とは、体がぞくぞくとふるえるような、強いさむけのことです。
毒キノコは、遠い山の中だけでなく、みなさんが毎日あそぶ公園や校庭にも生えることがあります。大きくて立派なキノコを見つけても、けっしてとって食べたり、口に入れたりしてはいけません。「知らないキノコは、とらない、食べない、人にあげない」を心がけることが、自分と家族の健康を守ることにつながります。