2026年7月23日(木)のこどもニュース
右折の矢印信号、付けられる交差点と付けられない交差点があるのはなぜ? 福岡県警察が条件を説明

車に乗っていて、交差点で右に曲がるとき、青い矢印が出る信号を見たことがある人も多いと思います。この矢印が出ている間は、右に曲がる車が安心して進めます。でも、矢印の信号がある交差点とない交差点があるのはなぜでしょうか。福岡県警察には、「この交差点にも右折の矢印を付けてほしい」という要望や質問が、信号機BOXというしくみを通して県民から寄せられています。そこで福岡県警察本部交通規制課が、その回答という形で、右折矢印信号を設置できる交差点とできない交差点の条件を公式に説明しました。

福岡県警察本部交通規制課によると、右折矢印信号を設置できるのは、交差点の両側に右折専用レーン(右に曲がる車だけが通る車線)などがある場所だけです。右折矢印信号が表示されている間は、右に曲がる車以外は、歩行者もふくめて進めなくなります。そのため、青信号のときや信号の変わり目に右に曲がる車が曲がりきれずに交差点に残ってしまい、それがいつも続いてじゅうたいの原因になっている場合などに、設置を検討するとしています。右折専用レーンなどがない交差点では、原則として右折矢印信号を設置できません。また、福岡県では、交差点の片側だけに右折矢印信号を新しく設置することは行っていません。右に曲がる車が少ない交差点や、一時的にしか右に曲がる車がない交差点では、ほかの方向の車や歩行者が不要に待たされてしまうため、設置を見合わせるとのことです。さらに、となり合う交差点のきょりが近く、時差式信号機を使っている交差点では、右折矢印信号を付けてほしいという要望が多く寄せられますが、時差式で動かす必要性や実際の交通の様子から、設置できない場合がほとんどだと福岡県警察本部交通規制課は説明しています。問い合わせ先は、福岡県警察本部交通規制課(電話092-641-4141)です。
ここで、ニュースに出てきた言葉をおさらいしましょう。「右折矢印信号」とは、青い矢印を表示して、右に曲がる車だけを進ませる信号のことです。「時差式信号機」とは、向かい合う方向の信号が青になる時間をずらして、右に曲がる車が進みやすいようにする信号機のことです。「渋滞」とは、道路に車が長くつながって、なかなか前に進めなくなることです。信号は、車だけでなく歩行者もふくめた、みんなの安全と交通の流れの両方を考えて決められています。自分の町の交差点で信号をよく見て、どうしてこの形になっているのかを考えてみると、交通のしくみがぐっと身近に感じられるはずです。