茨城県が無料の観光パンフレット「IBARAKI PASSPORT」を発表 群馬県のパスポートをお手本に

みなさんは、旅行に行った先で記念のスタンプを集めたことがありますか。群馬県には「GUNMA PASSPORT」という、パスポートの形をした無料の観光パンフレットがあり、スタンプを集めながら県内をめぐるしくみが人気です。茨城県の調べでは、茨城県を訪れる観光客のうち36パーセントが茨城県民で、40パーセントが近くの都県に住む人だということです。つまり、遠くから来る観光客はまだ少ないのです。そこで茨城県は、もっと多くの人に県内を旅してもらうための工夫を考えていました。

2026年8月6日木曜日の10時45分から11時25分まで、茨城県の大井川かずひこ知事が記者会見を開き、パスポート型の無料観光パンフレット「IBARAKI PASSPORT(茨城パスポート)」を作り、2026年10月の初めごろに交付を始めると発表しました。大井川知事は、群馬県のGUNMA PASSPORTを意図的に(つまり、わざと)参考にしたことを認め、デザインやサイズ、スタンプラリーの形式も同じにしたと説明しました。ただし、中の内容は茨城県独自のものにするとのことです。また、全国知事会の場で大井川知事が群馬県の山本一太知事に直接たのんだところ、山本一太知事から「どうぞどうぞ、やってください」と快く承知してもらったといういきさつも話しました。IBARAKI PASSPORTは無料で配られ、県内44の市町村をめぐって各市町村のスタンプを集めるスタンプラリー方式です。申しこみや交付の方法のくわしい内容は、9月ごろに発表される予定です。茨城県は「第3次茨城県総合計画」という県の計画の中で、2029年に観光消費額6,600億円という目標をかかげています。
ここで、むずかしい言葉を説明します。「パスポート」とは、本来は外国へ行くときに使う手帳の形をした身分証明書のことで、今回はその形をまねたパンフレットです。「交付」とは、役所などが人々に書類やカードなどをわたすことです。「観光消費額」とは、観光に来た人が旅行の間に使うお金の合計のことです。今回のニュースは、群馬県のよい取り組みを、県どうしが協力して広げていく例だといえます。IBARAKI PASSPORTが広まれば、茨城県のいろいろな市町村を訪れる人が増え、地域が元気になることにつながります。みなさんも家族で出かけるとき、スタンプを集めながら旅をすると、新しい町のみりょくを発見できるかもしれません。