2026年8月27日(木)のこどもニュースNews for Thursday, August 27, 2026

昼ひるの海水浴場かいすいよくじょうは人ひとが減へり、夜よるは増ふえる 暑あつさで変かわった海うみの楽たのしみ方かた

昼の海水浴場は人が減り、夜は増える 暑さで変わった海の楽しみ方
由比ヶ浜 出典: Davide Mauro (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

夜よるの7時じから8時じ、海水浴場かいすいよくじょうにいる人ひとの数かずが前まえの年としより最大さいだいで2割わりも増ふえている――そんな意外いがいな調査結果ちょうさけっかが、2026年ねん8月がつ27日にちに発表はっぴょうされました。しかも同おなじ調査ちょうさで、昼間ひるまをふくめた1日全体にちぜんたいでは、多おおくの海水浴場かいすいよくじょうで人ひとがむしろ減へっていたことも分わかりました。

昼の海水浴場は人が減り、夜は増える 暑さで変わった海の楽しみ方
由比ヶ浜 出典: Davide Mauro (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

なぜ、昼ひるは減へって夜よるは増ふえるのでしょうか。背景はいけいにあると見みられているのが、夏なつのきびしい暑あつさです。昼間ひるまの海うみべは日ひざしが強つよくてとても暑あついため、いちばん暑あつい時間帯じかんたいをさけて、日ひがかたむいてすずしくなるタ方ほうから夜よるに海うみを楽たのしむ人ひとが増ふえている、というわけです。実際じっさい、時間帯別じかんたいべつに見みると、夕方ゆうがた5時以降じいこうは前まえの年としより人ひとが増ふえ、夜よる7時じから8時じの増ふえ方かたが最もっとも大おおきくなっていました。

調査ちょうさをしたのは、ていこくデータバンクという会社かいしゃです。ドコモ・インサイトマーケティングという会社かいしゃの協力きょうりょくを受うけ、けいたい電話でんわの位置情報いちじょうほうから人ひとの集あつまり方かたを推計すいけいする「モバイル空間統計くうかんとうけい」というデータを使つかいました。全国ぜんこく20道府県どうふけんにある、利用者りようしゃがおよそ10万人以上まんにんいじょうの主要しゅような海水浴場かいすいよくじょう63か所しょについて、2025年ねんと2026年ねんの海うみの日ひに、朝あさ8時じから夜よる8時じまでにそこにいた人ひとののべ人数にんずうを比くらべたのです。その結果けっか、63地点ちてんのうち39地点ちてん、約やく6割わりで前まえの年としより「人流じんりゅう」、つまり人ひとの集あつまりが減へっていました。減へり方かたが2割以上わりいじょうだった所ところは7地点ちてん、1割以上わりいじょうは13地点ちてんありました。たとえば兵庫県ひょうごけんのすま海水浴場かいすいよくじょうは19.9%減げん、神奈川県かながわけんではずし海岸かいがんが9.5%減げん、みうら海岸かいがんが9.4%減げん、かたせ東ひがしはまが0.5%減げんでした。

一方いっぽうで、神奈川県かながわけんの由比ゆいガはまのように、前まえの年としより4割以上わりいじょうも人ひとが増ふえた海水浴場かいすいよくじょうもありました。また、ていこくデータバンクが別べつに行おこなった調査ちょうさでは、50.0%の会社かいしゃが、暑あつさのせいで仕事しごとに「支障ししょうが出でた」、つまり仕事しごとがうまく進すすまなくなったと答こたえています。きびしい暑あつさは、海うみのレジャーの楽たのしみ方かただけでなく、大人おとなの働はたらき方かたにまでえいきょうをおよぼしているのです。

親おやがちがう二種類にしゅるいのフグ? 海うみの温暖化おんだんかで「雑種ざっしゅ」のフグが増ふえている

親がちがう二種類のフグ? 海の温暖化で「雑種」のフグが増えている
トラフグ

2013年ねんごろから、東日本ひがしにほんの沿岸えんがんで、「雑種ざっしゅ」のフグが一度いちどにたくさんとれる、というめずらしい現象げんしょうが起おきています。雑種ざっしゅとは、ちがう種類しゅるいの親おやの間あいだに生うまれた子このことです。とれているのは、太平洋たいへいようにすむショウサイフグと、日本海にほんかいにすむゴマフグの間あいだに生うまれたフグです。すむ海うみがちがうはずの二種類にしゅるいの間あいだに、なぜたくさんの子こが生うまれたのでしょうか。

親がちがう二種類のフグ? 海の温暖化で「雑種」のフグが増えている
トラフグ

原因げんいんは、海水温かいすいおんが上あがったことです。ゴマフグはもともと、日本海にほんかいを流ながれる暖流だんりゅうである対馬暖流つしまだんりゅうのあたりで卵たまごを産うんでいました。ところが、日本海にほんかいの温暖化おんだんかによってすむ場所ばしょが北きたへ広ひろがり、北海道ほっかいどうと本州ほんしゅうの間あいだの「津軽海峡つがるかいきょう」をぬけて、太平洋側たいへいようがわまで分布ぶんぷを広ひろげました。そして、ショウサイフグが卵たまごを産うむ場所ばしょに入はいりこみ、ちがう種類しゅるいの間あいだで子こが生うまれる「交雑こうざつ」が起おきたのです。2012年ねんから2013年ねんごろを境さかいに雑種ざっしゅが大量たいりょうにとれるようになり、その組くみ合あわせは、ショウサイフグがオスで、ゴマフグがメスという場合ばあいがほとんどです。

このことは、国立こくりつかんきょう研究所けんきゅうじょの「気き候こう変へん動どう適てき応おう情じょう報ほうプラットフォーム(A-PLAT)」が、水産研究すいさんけんきゅう・教育機構きょういくきこうの水産大学校すいさんだいがっこうの高橋洋教授たかはしひろしきょうじゅへのインタビュー記事きじとして、2025年ねん5月がつ20日はつかに公開こうかいしました(取材しゅざいは2024年ねん11月がつ25日にち)。記事きじによると、東京とうきょうわんでは、トラフグ(オスが多おおい)とマフグ(メスが多おおい)の交雑こうざつも確認かくにんされています。

雑種ざっしゅのフグが増ふえて心配しんぱいされるのは、食中毒しょくちゅうどくです。フグには強つよい毒どくがあり、食たべてよい部分ぶぶんは種類しゅるいごとに国くにが定さだめています。たとえば、トラフグの皮かわは食たべられますが、マフグの皮かわには毒どくがあります。ところが、雑種ざっしゅのフグはどの部分ぶぶんに毒どくがあるのかがほとんど解明かいめいされていません。まちがえて食たべると食中毒しょくちゅうどくになる危険きけんがあるため、今いまはとれてもすてるしかないのです。

国くにも対応たいおうを進すすめています。2019年ねんには厚生労働省こうせいろうどうしょうの通知つうちによって、フグを安全あんぜんにさばく資格しかくを持もつ人ひとである「ふぐ処理者しょりしゃ」の認定にんていの基準きじゅんが全国ぜんこくでそろえられました。あわせて、ふぐ処理者しょりしゃが全国ぜんこくの雑種ざっしゅフグの発生はっせいの様子ようすを確認かくにんすることも、はっきりと文書ぶんしょに書かかれました。厚生労働省こうせいろうどうしょうの資料しりょう「自然毒しぜんどくのリスクプロファイル」にも、全国ぜんこくの雑種ざっしゅをふくむ種類不明しゅるいふめいのフグの発生はっせいの様子ようすについての情報じょうほうが、新あたらしくのせられるようになりました。

雑種ざっしゅのフグにどのような毒どくがあるのかは、現在げんざい、厚生労働省こうせいろうどうしょうの研究課題けんきゅうかだいとして調査ちょうさが続つづけられています。安心あんしんして食たべられるようになるかどうかは、まだ分わかっていません。

夏なつなのにもう流行りゅうこう? 東京とうきょうのインフルエンザ、昨年さくねんより1か月以上早げついじょうはやく始はじまる

夏なのにもう流行? 東京のインフルエンザ、昨年より1か月以上早く始まる
インフルエンザウイルス 出典: Photo Credit: Cynthia Goldsmith Content Providers(s): CDC/ Dr. Terrence Tumpey (PD / Wikimedia Commons)

まだ8月がつ、夏なつの暑あつさが残のこる時期じきに、東京都とうきょうとでインフルエンザの流行りゅうこうが始はじまりました。昨年さくねんの流行開始りゅうこうかいしは9月がつ22日にちから28日にちの週しゅうだったので、今年ことしは1か月以上げついじょうも早はやいことになります。

夏なのにもう流行? 東京のインフルエンザ、昨年より1か月以上早く始まる
インフルエンザウイルス 出典: Photo Credit: Cynthia Goldsmith Content Providers(s): CDC/ Dr. Terrence Tumpey (PD / Wikimedia Commons)

東京都とうきょうとは2026年ねん8月がつ27日にち、都内とないでインフルエンザの流行りゅうこうが始はじまったと発表はっぴょうしました。流行りゅうこうが始はじまったかどうかは、「定点医療機関ていてんいりょうきかん」という、あらかじめ決きめられた医院いいんや病院びょういんからの報告ほうこくをもとに判断はんだんします。1週間しゅうかんの間あいだに、この定点医療機関ていてんいりょうきかん1か所しょあたりで報告ほうこくされたインフルエンザの人数にんずうが1.0人にんをこえると、流行りゅうこうが始はじまった目安めやすとされます。8月がつ17日にちから23日にちまでの1週間しゅうかん(第だい34週しゅう)は、この数かずが1.49人にんとなり、目安めやすの1.0人にんをこえました。

この週しゅうには、学校がっこうなどで多おおくの人ひとがいっしょにかかる「集団感染しゅうだんかんせん」の事例じれいも7件報告けんほうこくされました。また、都内とないに31ある保健所ほけんじょのうち20か所しょで、報告数ほうこくすうが1週間しゅうかんあたり1.0人にんをこえています。都内とないの広ひろい範囲はんいで、インフルエンザにかかった人ひとが増ふえていることが分わかります。

東京都とうきょうとは、手洗てあらい、マスクの着用ちゃくよう、休養きゅうようと栄養えいようをとること、部屋へやの空気くうきを入いれかえる「換気かんき」、せきやくしゃみが出でるときに口くちや鼻はなをおおう「咳せきエチケット」をしっかり行おこなうよう呼よびかけています。

インフルエンザには、流行りゅうこうの大おおきさを表あらわす基準きじゅんもあります。定点医療機関ていてんいりょうきかんあたりの報告数ほうこくすうが1週間しゅうかんに10人にんをこえると「注意報ちゅういほう」、30人にんをこえると「警報けいほう」が出だされます。今回こんかいの1.49人にんはまだその基準きじゅんには達たっしていませんが、例年れいねんより早はやい流行りゅうこうの始はじまりを受うけて、東京都とうきょうとは予防よぼうの対策たいさくを呼よびかけています。