シカのなかまのキョン いばらき県けんではじめて生いきたままつかまえる

シカのなかまのキョン いばらき県ではじめて生きたままつかまえる
キョン 出典: Bardrock (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

みなさんは、キョンという動物どうぶつを知しっていますか。キョンは、中国ちゅうごくやたいわんにすんでいる、小ちいさなシカのなかまです。もともと日本にほんにはいませんでしたが、人ひとがつれてきたものがにげて、千葉県ちばけんのぼうそう半島はんとうや東京都とうきょうとのいず大島おおしまで数かずがふえてしまいました。そこでは、畑はたけの農作物のうさくぶつが食たべられるひがいのほか、大おおきな鳴なき声ごえで人ひとがこまったり、花はなだんの花はなが食たべられたり、ヤマビルという血ちをすう生いき物ものが広ひろがったりしています。さらに、アリドオシなどのめずらしい植物しょくぶつが食たべられて、しぜんへのひがいも起おきています。キョンは、国くにのきまりで特定外来生物とくていがいらいせいぶつに決きめられています。

シカのなかまのキョン いばらき県ではじめて生きたままつかまえる
キョン 出典: Bardrock (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

いばらき県けんは、県内けんないでキョンが見みつかった回数かいすうが、2026年ねん6月がつ4日よっかの時点じてんで全部ぜんぶで6回かいになったと発表はっぴょうしました。見みつかったキョンは、すべてオスです。2017年ねん5月がつ17日にちにはかみす市しで、2023年ねん12月がつ28日にちにはしもつま市しで、死しんだキョンが見みつかりました。2022年ねん12月がつ14日じゅうよっかにはいしおか市しで、2023年ねん9月がつ27日にちにはちくせい市しで、2026年ねん4月がつ27日にちにはさかい町まちで、すがたが写真しゃしんなどにおさめられました。そして2026年ねん5月がつ31日にちには、こが市下大野ししもおおののビニールハウスの中なかに入はいりこんだオスのキョン1頭とうを、県内けんないではじめて生いきたままつかまえることができました。今いまのところ、県内けんないでは農作物のうさくぶつや人ひとのくらしへのひがいは出でていません。そのため、いばらき県けんは、キョンはまだ入はいりこんできたばかりだと考かんがえて、1頭とうものこらずいなくなるようにすることを目指めざしています。また、いばらき県けんは、キョンを見みかけたら教おしえてほしいということと、つかまえるのに力ちからをかしてほしいということをよびかけていて、力ちからをかした人ひとにお金かねをおくる褒賞金ほうしょうきんのしくみを新あたらしくつくりました。

ここで、むずかしい言葉ことばをせつめいします。「特定外来生物とくていがいらいせいぶつ」とは、外国がいこくから来きて、日本にほんのしぜんや人ひとのくらし、農業のうぎょうなどにひがいを出だすおそれがあるとして、国くにが決きめた生いき物もののことです。「褒賞金ほうしょうきん」とは、役やくに立たつことをした人ひとにおくられる、ごほうびのお金かねのことです。千葉県ちばけんのようにキョンがふえてしまってからでは、もとにもどすことはとてもむずかしくなります。だからこそ、数かずが少すくない今いまのうちに手てを打うつことが大切たいせつなのです。みなさんも、見みなれない動物どうぶつを見みかけたら、近ちかづいたりさわったりせずに、大人おとなや市役所しやくしょの人ひとに教おしえてください。その一言ひとことが、町まちのしぜんとみんなのくらしを守まもることにつながります。