ヨーロッパ12か国で「ウエストナイル熱」広がる 感染した人は625人に

625人。これは、2026年の感染が広がる季節が始まってから、ヨーロッパで「ウエストナイル熱」という病気に国内でかかったと確認された人の数です。ウエストナイル熱は、ウイルスを持った「蚊」という虫にさされることで人にうつる病気です。

この数字を発表したのは、ヨーロッパの国々で病気の広がりを調べている機関「欧州疾病予防管理センター(ECDC)」です。ECDCは2026年8月21日、毎週まとめている調査の報告を公表しました。それによると、今年はこれまでに12か国、99の地域で「市中感染」が確認されました。市中感染とは、外国へ行ってうつったのではなく、自分の住んでいる国や地域の中で病気にうつることです。
地域の数で見ると、最も多いのはイタリアで46地域、次がギリシャの17地域です。ルーマニアが14地域、フランスが8地域と続き、北マケドニア、セルビア、スペインはそれぞれ3地域、アルバニア、オーストリア、ドイツ、コソボ、オランダはそれぞれ1地域でした。
感染した人の数でも、イタリアが311人と最も多く、全体の半分近くをしめています。ギリシャは157人で、このうち7人はどの地域で感染したのか分かっていません。ほかには、スペインが63人、北マケドニアが37人、ルーマニアが28人、フランスが17人、セルビアが6人、オランダが2人、アルバニア、オーストリア、ドイツ、コソボがそれぞれ1人でした。
さらにECDCの報告では、この1週間だけで、新たに21の地域で初めて市中感染が確認されたといいます。感染が確認された地域は、今も増え続けています。