茨城県南部でしん度5弱の地しん つ波の心配なし 今後1週間は注意

2026年8月23日の午前2時ごろ、茨城県南部を「震源」(地下で地しんが始まった場所)とするマグニチュード5.9の地しんが起き、茨城県・埼玉県・千葉県・東京都の合わせて17の市区町村で最大しん度5弱のゆれを観測しました。この地しんによるつ波の心配はありません。ただし気象庁は、ゆれの強かった地域では今後1週間程度、特に2〜3日の間は、最大でしん度5弱程度の地しんに注意するよう呼びかけています。

注意が必要なのは、大きな地しんが起きた後は、同じ場所やその近くで、強いゆれをともなう地しんが続けて起きることがあるからです。気象庁は地しんの発生から2時間後の同じ日の午前4時に報道発表を行い、防災上の注意点や今後の見通しを伝えました。
この地しんのしん源の深さは68キロメートルで、初めに発表された速報値の約70キロメートルから見直されました。マグニチュード5.9という数字も、今後の調査で見直されることがある「暫定値」です。ゆれは広い地域に伝わり、東北地方からきんき地方にかけて、しん度4から1を観測しました。また、埼玉県南部・千葉県北西部・東京都23区では、「長周期地震動」の階級2を観測しました。長周期地しん動とは、ゆっくりと大きくゆれ続ける特別なゆれのことで、高いビルの上の階ほど大きくゆれやすいという特ちょうがあります。
気象庁によると、この地しんは、東西方向からおし合う力によって地下の岩がずれ動く、「逆断層型」と呼ばれるタイプの地しんでした。起きた場所は、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境目です。プレートとは、地球の表面をおおう厚い岩の板のことで、日本の周りではいくつものプレートがおし合っているため、その境目では地しんが起きやすくなっています。