夏なのにもう流行? 東京のインフルエンザ、昨年より1か月以上早く始まる

まだ8月、夏の暑さが残る時期に、東京都でインフルエンザの流行が始まりました。昨年の流行開始は9月22日から28日の週だったので、今年は1か月以上も早いことになります。

東京都は2026年8月27日、都内でインフルエンザの流行が始まったと発表しました。流行が始まったかどうかは、「定点医療機関」という、あらかじめ決められた医院や病院からの報告をもとに判断します。1週間の間に、この定点医療機関1か所あたりで報告されたインフルエンザの人数が1.0人をこえると、流行が始まった目安とされます。8月17日から23日までの1週間(第34週)は、この数が1.49人となり、目安の1.0人をこえました。
この週には、学校などで多くの人がいっしょにかかる「集団感染」の事例も7件報告されました。また、都内に31ある保健所のうち20か所で、報告数が1週間あたり1.0人をこえています。都内の広い範囲で、インフルエンザにかかった人が増えていることが分かります。
東京都は、手洗い、マスクの着用、休養と栄養をとること、部屋の空気を入れかえる「換気」、せきやくしゃみが出るときに口や鼻をおおう「咳エチケット」をしっかり行うよう呼びかけています。
インフルエンザには、流行の大きさを表す基準もあります。定点医療機関あたりの報告数が1週間に10人をこえると「注意報」、30人をこえると「警報」が出されます。今回の1.49人はまだその基準には達していませんが、例年より早い流行の始まりを受けて、東京都は予防の対策を呼びかけています。