1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


世界の91か国・地域から、約76万人の生徒が参加しました。これは、「PISA2025」という国際的な学力調査を受けた生徒の数です。日本からは、全国の高等学校などの1年生のうち、国際的なルールにもとづいて選ばれた183校、約6,500人が参加しました。

PISAは、OECD(経済協力開発機構)という国際的な組織が行っている調査で、生徒が学校で学んだ知識を、実際の生活の中でどれだけ使えるかを調べるものです。2025年の調査は、2025年6月から8月にかけて行われました。
文部科学省と国立教育政策研究所は、2026年9月8日、この調査の結果を公表しました。日本は、科学コンピテンシー、読解力、数学的リテラシーの3つの分野すべてで、OECD加盟国の中で1位になりました。3分野すべてで1位になるのは、調査が始まって以来、初めてのことです。「科学コンピテンシー」は、科学の知識を使って考えたり説明したりする力のことで、2025年の調査から「科学的リテラシー」という名前が変わりました。「数学的リテラシー」は、数学の知識を生活の中で使う力のことです。
日本の平均得点は、科学コンピテンシーが538点(OECD平均は482点)、読解力が503点(同461点)、数学的リテラシーが525点(同463点)でした。OECD加盟国以外もふくめた全参加国・地域の中では、科学コンピテンシーが5位、読解力が4位、数学的リテラシーが5位でした。
今回初めて行われた「ラーニング・イン・デジタルワールド(LDW)」という新しい分野でも、日本はOECD加盟国中1位、全参加国・地域中では4位でした。LDWは、デジタルな世界の中で学ぶ力を調べる分野です。
一方で、気になる結果もありました。読解力の平均得点は、前回2022年の調査から13点下がりました。これは、ぐうぜんの差とは言えないほど、はっきりした低下です。また、3分野すべてで、得点の低い生徒の割合がはっきりと増えました。得点の高い生徒の割合には、はっきりした変化はありませんでした。
LDWについて今回公表されたのは、一部の結果です。自分で学び方を調整しながら学ぶ「自己調整学習」などもふくめたLDW全体の結果は、2027年に公表される予定です。