ねむりを調しらべる研究けんきゅうにラスカー賞しょう つくば大学だいがくのやなぎさわ正史教授まさしきょうじゅらが受賞じゅしょう

ねむりを調べる研究にラスカー賞 つくば大学のやなぎさわ正史教授らが受賞
柳沢 正史 出典: 大臣官房人事課 (CC BY / Wikimedia Commons)

1998年ねん、つくば大学だいがくのやなぎさわ正史教授まさしきょうじゅは、脳のうの中なかに新あたらしい物質ぶっしつを発見はっけんしました。「オレキシン」と名なづけられたこの物質ぶっしつは、「神経しんけいペプチド」と呼よばれる、神経しんけいの働はたらきに関かかわる物質ぶっしつの一ひとつです。オレキシンには、目めを覚さました状態じょうたいを保たもつ働はたらきがあります。

ねむりを調べる研究にラスカー賞 つくば大学のやなぎさわ正史教授らが受賞
柳沢 正史 出典: 大臣官房人事課 (CC BY / Wikimedia Commons)

翌年よくねんの1999年ねん、やなぎさわ正史教授まさしきょうじゅは、オレキシンをもたないマウスを調しらべました。マウスは実験じっけんに使つかう小ちいさなネズミです。すると、このマウスには「ナルコレプシー」という病気びょうきに似にた様子ようすが見みられました。ナルコレプシーは、ねむりすぎてしまう「過眠症かみんしょう」という病気びょうきの一ひとつです。

一方いっぽう、アメリカのスタンフォード大学だいがくのEmmanuel Mignot教授きょうじゅは、ナルコレプシーの病気びょうきの人ひとを調しらべました。その結果けっか、脳のうとせきずいのまわりにある「脳脊髄液のうせきずいえき」という液えきの中なかで、オレキシンの量りょうが少すくなくなっていることを報告ほうこくしました。

マウスの実験じっけんと、病気びょうきの人ひとを調しらべた結果けっかから、オレキシンが足たりなくなるとナルコレプシーが発病はつびょうすることが明あきらかになりました。

9月がつ9日ここのか、やなぎさわ正史教授まさしきょうじゅとEmmanuel Mignot教授きょうじゅが、2026年ねんの「アルバート・ラスカー基礎医学研究賞きそいがくけんきゅうしょう」を受賞じゅしょうしたことが発表はっぴょうされました。医学いがくの研究けんきゅうに対たいしておくられる賞しょうで、受賞じゅしょうの理由りゆうは、目めを覚さました状態じょうたいを保たもつ神経しんけいペプチドであるオレキシンを発見はっけんしたことと、オレキシンが足たりなくなることで過眠症かみんしょうのナルコレプシーが発病はつびょうするしくみを解明かいめいしたことです。

授賞式じゅしょうしきは9月がつ17日にちに、アメリカのニューヨーク市内しないで開ひらかれる予定よていです。