1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


これまで日本では、小学1年生だけが特に交通事故にあいやすいと広く考えられてきました。小学1年生の多くが7さいであることから、この考え方は「魔の7歳」という言葉で語られてきました。

しかし、この見方は見直す必要があると、神戸大学大学院経営学研究科の三古教授らの研究グループが2026年7月9日に発表しました。近年は、小学1年生と2年生が歩いているときに交通事故にあう割合の差が小さくなっていて、1年生だけが特に危険とは言えない、というのが研究グループの結論です。
研究グループは、交通事故のデータを集めて調べている公益財団法人ITARDAのデータを使い、2014年から2024年までの11年間について、歩いているときに交通事故で死んだりけがをしたりした子どもの割合「死傷率」を学年ごとに調べました。すると、どの学年でも死傷率は減ってきていました。中でも1年生と2年生の差の縮まり方がはっきりしていて、1年生の方が2年生より死傷率が低い年もありました。さらに、となり合う学年どうしや年れいどうしをくらべても、たまたまとは言えないほどの差は見られなくなっていることも確かめられました。
この研究の成果は、三古教授と山田さんの論文として、2026年6月29日にFindingsという学術誌に発表されました。
研究グループは、これからは小学1年生だけに限らない交通安全の対策や教育が必要だとして、この結果が交通安全の政策に生かされることを期待しています。