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小学生が交通事故で亡くなったり重いけがをしたりするのは、歩いているときと自転車に乗っているときのどちらが多いのでしょうか。じつはその答えは、学年によって入れかわります。

内閣府は2025年6月、令和7年の「交通安全白書」を公表しました。白書とは、国の役所がその分野のようすを毎年まとめて出す報告書のことです。この中で内閣府は、小学生の交通事故の死者と重傷者、つまり亡くなった人と重いけがをした人の数を、歩いていたか自転車に乗っていたかといった状態別と、学年別に分けてくわしく調べました。
2020年から2024年までの5年間を合計すると、小学生の死者と重傷者は、歩いているときが1,875人で全体の55.6%、自転車に乗っているときが1,205人で35.8%でした。この二つを合わせると約9割になり、小学生の交通事故は、10人のうち9人が歩いているときか自転車に乗っているときに起きていることになります。
学年別に見ると、歩いているときの事故は1年生が446人、2年生が453人と特に多く、3年生からは学年が上がるにつれて減っていきます。反対に、自転車に乗っているときの事故は学年が上がるほど増え、6年生が282人で最も多くなっています。
割合で見ると、3年生までは歩いているときの事故が半分以上をしめます。4年生では歩いているときの事故がいちばん多いものの、半分には届きません。そして5年生からは、自転車に乗っているときの事故が半分以上をしめるようになります。
つまり、低学年のうちは歩いているときの事故が中心ですが、高学年になると自転車に乗っているときの事故が中心に変わります。6年生では、自転車に乗っているときの死者と重傷者が、小学生の中で最も多くなっています。