Googleが新しいAI「Gemini Spark」を発表
みなさんの家や、お父さん・お母さんの仕事場で、人工知能(AI)が使われる場面が、どんどん増えています。文章を作ったり、絵をかいたり、しつもんに答えたりするAIは、今では多くの人にとって身近な道具になりました。中でも、アメリカの大きな会社「Google」が作っているAIアプリ「Gemini」は、世界の230の国と地域で使われていて、月に利用する人は9億人をこえました。これは前の年とくらべて、およそ2倍の数です。前の年は4億人だったので、わずか1年で大きく広がったことになります。そんなGoogleが、新しいAIのしくみを発表しました。
Googleは、2026年5月19日に開いた「Google I/O 2026」という発表会で、新しいAIエージェント「Gemini Spark」を発表しました。Googleラボの代表であるJosh Woodwardさんが、人の代わりに仕事を進めてくれる新しいAIだと説明しました。Gemini Sparkは、1日24時間、1年365日ずっと動き続けるAIのおてつだいさんです。GmailやGoogle Docs、Slidesといった、Googleのサービスとつながって、メールを書いたり、しりょうを整えたりしてくれます。Gemini Sparkは、Googleの大きなコンピューター(クラウドと呼ばれます)の中にある、自分専用の仮想の機械の上で動くので、パソコンやスマートフォンを閉じていても止まりません。さらに、Spark専用のGmailアドレスに、ふつうのメールを送るだけで、お願いごとを伝えることができます。お金を送ったり、メールを送ったりする「ちょっと心配な作業」をするときは、かならず本人に「やっていいですか」と聞いてから動くように作られています。同じ日に、CanvaやOpenTable、Instacartなどの外部サービスともつながる「MCP」というしくみの提供も始まりました。また、「Daily Brief」というエージェントは、GmailやカレンダーをもとにAIが毎朝のおしらせをまとめてくれます。新しい音声を聞き取るしくみ「Neural Expressive」も発表され、数週間のうちに世界中に広がる予定です。「えーと」などのつなぎ言葉を整え、カーソルの場所にすぐ文字をうつしてくれます。macOS用のGeminiアプリは全ての利用者に公開され、アメリカの「Google AI Ultra」を使う人には、来週からベータ版が先に届きます。
今回の「エージェント」とは、人の代わりに自分で考えて動くAIのことです。「クラウド」は、はなれた場所にある大きなコンピューターのことを表す言葉です。これまでのAIは、こちらが話しかけたときだけ答えてくれましたが、Gemini Sparkは、ねむっている間や学校に行っている間でも、用事をすませてくれます。べんりになる一方で、大切な作業を任せてよいかどうか、人がきちんと考えることも大事です。みなさんが大きくなるころには、AIが家ぞくや友だちのように、生活のあちこちで手助けしてくれる時代が、もっと進んでいるかもしれません。