2026年5月20日(水)のこどもニュース
おきなわ近海でじしん 鹿児島県でしんど5強
日本は、海にかこまれた島国で、むかしから何度もじしんがおこってきました。学校でも、土地のようすや天気のことといっしょに、じしんやそのそなえについて学びます。大きなじしんがおきると、つなみが来たり、たてものがこわれたりして、わたしたちのくらしに大きなえいきょうが出ます。だから気象庁は、じしんがおきるたびに、すぐにくわしいじょうほうを発表してくれます。
2026年(令和8年)5月20日の11時46分ごろ、おきなわ本島の近海で、大きなじしんがおきました。気象庁の発表によると、じしんの大きさを表すマグニチュードは5.9(速報値)、しんげん(じしんがおこった場所)の深さはおよそ50キロメートルでした。このじしんで、鹿児島県のよろん町では、最大しんど5強が観測されました。さいわい、つなみのしんぱいはありませんでした。
気象庁は、今回のじしんが、北西から南東の方向に強い力がはたらく「逆断層型」というおこり方だと説明しました。また、ゆれの強かった地いきでは、これから1週間ほど、しんど5強くらいの大きなじしんに気をつけるようによびかけています。とくに、はじめの2~3日の間は、もっと大きなじしんがおきる可能性もあるとつたえています。
今回のニュースに出てきた「マグニチュード」は、じしんそのものの大きさを表す数字です。「しんど」は、それぞれの場所でゆれがどれくらい強かったかを表すもので、0から7まで(5と6には弱と強がある)の10段階に分かれています。「逆断層型」は、じばんが力でおされて、片がわのじばんがもう片がわの上にずり上がるタイプのじしんです。
日本にはじしんがたくさんおきます。家族と、いざというときに集まる場所や、非常食や水のじゅんびについて話し合っておくことが大切です。気象庁の予報をしっかり聞いて、ふだんから心がまえをもって生活しましょう。
モスバーガーが植物からつくる新しいバーガーを発表
みなさんは、モスバーガーで食べたことがありますか。近ごろは、肉を使わずに大豆などの植物からつくる食べ物が増えています。こうした食べ物は「プラントベースフード」とよばれ、肉が苦手な人や、かんきょうのことを考える人たちから注目されています。
株式会社モスフードサービス(本社は東京都品川区、社長は中村栄すけさん)は、2026年5月19日に、新しいプラントベースフードのハンバーガーを発表しました。商品の名前は「米粉入りバンズのアボカドバジルバーガー」です。5月20日(水)から、全国のモスバーガーのお店(一部を除く)で売り始めます。値段は620円(税込み)です。
パンの部分(バンズ)には米粉が入っています。また、モスフードサービスは、大豆からつくった肉のかわりの「ソイパティ」を使ったシリーズも、6年ぶりに新しくしました。ソイパティを使った商品は全部で11あり、すべて新しいつくり方に一新されました。
「プラントベースフード」とは、肉や魚などの動物からではなく、大豆や米などの植物からつくった食べ物のことです。「ソイパティ」の「ソイ」は大豆という意味で、ハンバーガーにはさむ肉のかわりに、大豆からつくったものを使っています。こうした食べ物が増えると、肉が食べられない人も、かんきょうを大切にしたい人も、みんなが楽しく食事を選べるようになります。これからの食べ物のあり方を考えるきっかけになりそうです。
Googleが新しいAI「Gemini Spark」を発表
みなさんの家や、お父さん・お母さんの仕事場で、人工知能(AI)が使われる場面が、どんどん増えています。文章を作ったり、絵をかいたり、しつもんに答えたりするAIは、今では多くの人にとって身近な道具になりました。中でも、アメリカの大きな会社「Google」が作っているAIアプリ「Gemini」は、世界の230の国と地域で使われていて、月に利用する人は9億人をこえました。これは前の年とくらべて、およそ2倍の数です。前の年は4億人だったので、わずか1年で大きく広がったことになります。そんなGoogleが、新しいAIのしくみを発表しました。
Googleは、2026年5月19日に開いた「Google I/O 2026」という発表会で、新しいAIエージェント「Gemini Spark」を発表しました。Googleラボの代表であるJosh Woodwardさんが、人の代わりに仕事を進めてくれる新しいAIだと説明しました。Gemini Sparkは、1日24時間、1年365日ずっと動き続けるAIのおてつだいさんです。GmailやGoogle Docs、Slidesといった、Googleのサービスとつながって、メールを書いたり、しりょうを整えたりしてくれます。Gemini Sparkは、Googleの大きなコンピューター(クラウドと呼ばれます)の中にある、自分専用の仮想の機械の上で動くので、パソコンやスマートフォンを閉じていても止まりません。さらに、Spark専用のGmailアドレスに、ふつうのメールを送るだけで、お願いごとを伝えることができます。お金を送ったり、メールを送ったりする「ちょっと心配な作業」をするときは、かならず本人に「やっていいですか」と聞いてから動くように作られています。同じ日に、CanvaやOpenTable、Instacartなどの外部サービスともつながる「MCP」というしくみの提供も始まりました。また、「Daily Brief」というエージェントは、GmailやカレンダーをもとにAIが毎朝のおしらせをまとめてくれます。新しい音声を聞き取るしくみ「Neural Expressive」も発表され、数週間のうちに世界中に広がる予定です。「えーと」などのつなぎ言葉を整え、カーソルの場所にすぐ文字をうつしてくれます。macOS用のGeminiアプリは全ての利用者に公開され、アメリカの「Google AI Ultra」を使う人には、来週からベータ版が先に届きます。
今回の「エージェント」とは、人の代わりに自分で考えて動くAIのことです。「クラウド」は、はなれた場所にある大きなコンピューターのことを表す言葉です。これまでのAIは、こちらが話しかけたときだけ答えてくれましたが、Gemini Sparkは、ねむっている間や学校に行っている間でも、用事をすませてくれます。べんりになる一方で、大切な作業を任せてよいかどうか、人がきちんと考えることも大事です。みなさんが大きくなるころには、AIが家ぞくや友だちのように、生活のあちこちで手助けしてくれる時代が、もっと進んでいるかもしれません。
エボラ出血熱でWHOが「緊急事態」を宣言
アフリカで「エボラ出血熱」という、こわい病気が広がっています。コンゴ民主共和国とウガンダという、二つの国で、この病気にかかる人がふえています。みなさんは「世界保健機関」(WHO)を知っていますか。世界中の人々の健康を守るための、国際的な組織です。
2026年5月20日、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、コンゴ民主共和国とウガンダで起きているエボラ出血熱について、「公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言しました。
コンゴ民主共和国のイツリ州と北キブ州では、エボラにかかったとはっきりわかった人が51人、ウガンダのカンパラでは2人いて、そのうち1人が亡くなりました。さらに、エボラかもしれないとうたがわれている人が約600人、亡くなった人も139人にのぼると報告されています。
今回の流行をひきおこしているのは「ブンディブギョ」というタイプのウイルスで、まだワクチンも、直す薬もありません。
世界保健機関(WHO)は、コンゴ民主共和国とウガンダの中や、その周りの地域では、感染が広がる危険性が高いと見ています。ただし、世界全体で見ると、その危険性は低いと説明しました。世界保健機関(WHO)は活動を支えるために、340万ドル(全部で390万ドル)のお金を、緊急用の基金から出すことを決めました。
「公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)とは、ある病気の流行が、いくつもの国に広がるおそれがあり、世界中で力を合わせて対応する必要があるときに、世界保健機関(WHO)が出す、いちばん強いよびかけです。エボラ出血熱は、高い熱が出て、体の中で出血が起きる、とてもこわい病気です。日本から遠い国の出来事に見えるかもしれませんが、人の行き来が多い今の世界では、病気は飛行機などで国をこえて広がることがあります。手をよくあらう、せきをするときは口をおさえるなど、ふだんから自分の健康を守る習慣を大切にしていきましょう。
福岡市で 呼吸器の病気が 大流行
みなさんは、せきが出たり、のどが痛くなったりしたことがありますか。寒い冬から春にかけて、こうした「呼吸器の病気」にかかる人が増えます。学校や家でも、まわりに体調をくずす人が多くなる時期です。
2026年5月20日ごろ、福岡市の保健所と衛生の部門が、5月11日から17日までの一週間に、町の中でどんな病気が広がっているかを発表しました。福岡市が決めている「定点医りょう機関」、つまり病気の広がり方をしらべるために選ばれた病院やクリニックから集めた数字です。それによると、「急性呼吸器感染しょう(ARI)」が、一しせつあたり54.38例も報告されました。これはとても高い数字です。
「急性呼吸器感染しょう」には、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染しょう、RSウイルス感染しょう、いんとうけつまくねつ(プールねつともよばれる、のどと目の病気)、ようれんきん感染しょう(のどがとても痛くなる病気)、ヘルパンギーナといった、いろいろな病気がふくまれます。同じ週には、マイコプラズマ感染しょうも報告されていて、いくつもの呼吸器のウイルスが同時に流行している状態です。また、子どもがかかりやすい手足口病も、一しせつあたり2.96例に増えました。
「定点医りょう機関」とは、病気の広がり方をしらべるために、町の中で決められた病院やクリニックのことです。ここから集めた数字を見ると、まち全体でどの病気がはやっているかがわかります。呼吸器の病気は、せきやくしゃみで人から人へうつります。手をよく洗う、人ごみではマスクをつける、よくねむって体を休めるなど、自分でできる予防を心がけたいですね。
しょうぎ 女性初のプロきしへ ルール改正案を発表
みなさんは「しょうぎ」を知っていますか。日本で古くから親しまれてきたボードゲームで、プロのきし(プロのしょうぎ選手)になるには、長く厳しい道のりがあります。これまでプロのきしは全員男性で、女性のプロきしはまだ一人もいません。そんな中、女性で初めてのプロきしの誕生に近づくかもしれないニュースが入ってきました。
2026年5月20日、公益社団法人日本しょうぎ連盟が、プロきしになるためのルールを変える改正案を発表しました。改正案は5月18日の理事会で決まり、5月19日に広く知らされたものです。
今回の改正案では、「きし編入試験」を受けられる資格を3回取った人は、「フリークラス」という形でプロきし(四段)になれるようにします。あわせて、プロきしを目ざす「しょうれいかい三段リーグ」で「次点」を2回取った場合のあつかいも見直し、これまでフリークラスでプロ入りできた仕組みを、「C級2組」というクラスから参戦できる権利に変える案も出されました。
この改正案がとくに注目されている理由は、女流五かんの福間香奈さん(34)が、すでにきし編入試験の受験資格を2回取っているからです。もしこの案が認められれば、女性で初めてのプロきしが誕生する可能性が大きく高まります。
改正案は6月5日に開かれる通常総会で話し合われます。きしや女流きし(タイトルを取った人か女流四段以上の人)など正会員のうち、出席した人(委任状を出した人もふくむ)の過半数が賛成すれば、可決されます。新しい制度のくわしい中身は、可決された後に発表される予定です。
ニュースに出てくる言葉を整理します。「きし」はプロのしょうぎ選手のことで、これまではすべて男性でした。「女流きし」は女性のプロですが、「きし」とは別の仕組みです。「フリークラス」は、勝ち負けで上下する「クラス」のレースには入らず、自由な形で対局を続けられるしくみです。「編入試験」は、しょうれいかい以外の道からプロきしになるための試験です。
今まで女性のプロきしは一人もいませんでしたが、ルールが変われば、その大きなかべがやぶられるかもしれません。みなさんが好きなことにちょうせんするときも、仕組みが新しくなって道が開けることがあります。今回のしょうぎ連盟の動きは、夢を追いかける全ての人にとって大切な一歩になるかもしれません。