はしかにかかる人が10年で最も多く ワクチンの大切さ
「はしか」という病気を聞いたことがありますか。はしかは、ねつが出たり、はだに赤いぶつぶつができたりする病気です。とても強い力で人から人へうつるため、昔から気をつけられてきました。この病気を防ぐには、ワクチンという予防接種が大切だと言われています。2026年4月、国立健康危機管理研究機構が、はしかにかかる人がふえていると発表しました。
国立健康危機管理研究機構は、もとは「こくりつかんせんしょうけんきゅうじょ」という名前でした。この機構の発表によると、2026年は、はしかにかかった人の数が、この10年で最も多くなりました。4月のはじめまでに、あわせて236人が報告されています。これは、前の年の同じころとくらべて、約3.8倍にあたる数です。かかった人は10代から20代の若い世代に多く、この世代のおよそ半分は、ワクチンを2回受け終えていませんでした。報告が最も多い地域は東京都です。また、家庭や病院、学校、しせつなどで、多くの人が一度にうつる集団感染も確認されました。さらに国立健康危機管理研究機構は、はしかが空気を通して人から人へうつる「空気感染」で広がることや、ねつや赤いぶつぶつが出ることを説明し、病院での対応の進め方をまとめた手引きも示しました。
「予防接種」とは、病気にかかりにくくするために、前もって受けるものです。国立健康危機管理研究機構は、はしかからみんなを守るために、ワクチンを2回受けることが、いちばん大切な予防の方法だと話しています。2回受けることで、はしかにかかる人を大きくへらせると考えられています。みなさんも、自分がいつワクチンを受けたか、おうちの人と話してみるとよいでしょう。一人ひとりが気をつけることが、自分や友だち、まわりの人を病気から守ることにつながります。