使い終わった紙おむつが新しい商品に 売る地域が全国へ広がる
赤ちゃんや、おとしよりが使う紙おむつ。使ったあとはごみとして集められ、もやされることが多いです。でも、紙おむつには、紙のもとになるパルプがたくさん使われています。もし、使い終わった紙おむつをもう一度資源として使うことができたら、ごみをへらして、かんきょうを守ることにつながります。
紙おむつメーカーのユニ・チャーム株式会社は、2026年5月19日、使い終わった紙パンツからつくったパルプを原料に使った商品を売る地域を広げると発表しました。
ユニ・チャームは2010年からこの取り組みを始め、世界で初めての「水平リサイクル」という技術を開発しました。これは、オゾンという気体で処理することで、使い終わった紙おむつのパルプを、使っていないパルプと同じ品質にまで再生する技術です。
商品は「マミーポコパンツ RefF(リーフ)」「ライフリー RefF」「デオトイレしょうしゅう・こうきんシート RefF」の3つです。
ユニ・チャームは2024年4月20日に商品を売り始め、はじめはイオン九州の68のお店で売っていました。そして2026年5月21日からは、九州だけでなく、中国・関西・中部・関東地方へと売る地域を広げ、全国42のお店(イオン・イオンスタイル)で買えるようになります。売られるのは、Lサイズ40枚入りと、ビッグサイズ34枚入りです。
このプロジェクトが始まってから、2026年3月末までに、ユニ・チャームは704万個以上の紙おむつをリサイクルしてきました。この取り組みは、SDGs(持続可能な世界をつくるための目標)のうち、「すべての人に健康とふくし」「つくる責任 つかう責任」「気候変動への対策」「陸の資源を守る」という4つに役立つとされています。
「水平リサイクル」とは、使い終わったものを、もとと同じ種類のものに生まれ変わらせるリサイクルのことです。紙おむつから、また紙おむつをつくれるので、ごみがへり、新しい木やパルプを使う量もへらすことができます。
今までは九州だけで売っていた商品が、これからはより多くの地域で買えるようになります。みなさんの家の近くでも、資源を大切にする商品を見かける日が来るかもしれません。使ったものをむだにせず生かす工夫は、かぎりある地球の資源を守る大切な一歩です。