フィリピン近くの大じしん 太平洋側のつなみ注意報がすべて解除
みなさんは、学校でじしんやつなみなどの自然災害について学びました。日本は海に囲まれた島国で、太平洋側ではむかしから何度もつなみの被害を受けてきました。だからこそ、海の向こうで大きなじしんが起きると、日本にもえいきょうがないか心配されます。2026年6月8日の朝、フィリピン付近で大きなじしんが起き、日本にもつなみが来るかもしれないと心配されました。
気象庁の発表によると、じしんが起きたのは6月8日の午前8時38分ごろです。場所はフィリピン付近で、じしんの大きさを表すマグニチュードは8.2(速報値)でした。このじしんは「逆断層型」と呼ばれるタイプで、地面が東西の方向からおし合う力を受け、片方がもう片方の上にのり上がるようにずれたものです。気象庁は、このじしんでつなみが来るおそれがあるとして、茨城県から沖縄県にかけての太平洋側、20以上の地域につなみ注意報を出していました。そして同じ日の午後4時50分、注意報はすべて解除されました。気象庁は午後5時の会見(第3報)で、太平洋側に出ていたつなみ注意報がすべてなくなったことを報告しました。ただし気象庁は、海面の高さがふだんと変わる「海面変動」が約1日間つづく可能性があるとして、注意を呼びかけています。
むずかしい言葉を説明します。「マグニチュード」は、じしんそのものの大きさ(エネルギー)を表す数字で、数字が大きいほど大きなじしんです。「つなみ注意報」は、海でつなみが起きるおそれがあるときに気象庁が出す知らせです。「逆断層型」は、地面が両側からおされて、ずれてもち上がるような動き方のことです。今回、日本でつなみの大きな被害は伝えられず、注意報も解除されました。しかし、海の変化はしばらくつづくことがあります。海の近くで遊ぶときは大人といっしょに気をつけ、ふだんから家族でにげ方を話し合っておくことが大切です。