日本とイギリス、地球にやさしい電気で力を合わせる
みんなの家では、毎日たくさんの電気を使っています。電気は、テレビをつけたり、部屋を明るくしたりするのに欠かせません。今、世界では、この電気を「どうやってつくるか」が大きな話題になっています。石油や石炭を燃やして電気をつくると、二酸化炭素という気体がたくさん出て、地球の空気を暖め、気温を上げてしまうからです。そこで、二酸化炭素をあまり出さない、地球にやさしい電気のつくり方が、世界中で求められています。
2026年1月31日、イギリスの首相であるキア・スターマーと、日本の首相である高市早苗が会談を開きました。二人は、地球にやさしいエネルギーを、いっしょに広げていくことで合意しました。
まず、二つの国は「洋上風力発電」で協力します。洋上風力発電とは、海の上に大きな風車をたくさん立てて、風の力で電気をつくる方法です。日本は、イギリスの再生可能エネルギーにお金を出す主要な国(投資家)で、新しい技術を使った風力発電を、もっと早く進めることになりました。
さらに、原子力や「核融合」というエネルギーでも、協力を深めます。核融合は、太陽が光り、熱を出すのと同じしくみを地上でつくり、たくさんのエネルギーを生み出そうとする、新しい技術です。
二人は、エネルギーだけでなく、経済の安全を守る力を強くすることでも合意しました。世界では、国どうしの争いや、急な技術の変化など、思いがけない出来事が起こります。そんなときにも困らないよう、じょうぶな体をつくるように、国の備えを強くするのです。そのために、電気の機械や電池をつくるのに欠かせない「重要鉱物」などを、いろいろな国から買えるようにして、一つの国にたよりすぎないようにします。
この日、二人は「クリーンエネルギー・パートナーシップ」という、地球にやさしいエネルギーで助け合うやくそくの、はじめの一歩をふみ出しました。
ここで出てきた「再生可能エネルギー」とは、風や太陽の光など、なくならない自然の力からつくる電気のことです。「重要鉱物」とは、電池や電気の機械をつくるのに、どうしても必要な、土の中からとれる大切な物のことを言います。一つの国だけにたよっていると、その国から買えなくなったときに困るので、たくさんの国とつき合うことが大事なのです。
二酸化炭素を減らすことは、SDGsという、世界中の人が協力して地球を守る目標にもつながっています。日本とイギリスが力を合わせることで、わたしたちが大人になるころには、地球にやさしい電気が、もっと身近なものになっているかもしれません。