ぬいぐるみが大人気!「ぬい活」で会社の売上が1.7倍に
みなさんの家にも、お気に入りのぬいぐるみがあるのではないでしょうか。今、このぬいぐるみが空前の人気を集めています。お気に入りのぬいぐるみを持ち歩いたり、いっしょに出かけて写真をとったりして楽しむことを「ぬい活」と言います。子どもだけでなく、大人の間でも「ぬい活」を楽しむ人が増えていて、ぬいぐるみを作ったり売ったりする会社の元気につながっています。
会社のお金の様子をくわしく調べる会社「東京商工リサーチ」が、2026年6月13日に、ぬいぐるみの仕事をしている34の会社について、2021年から2025年までの様子を調べた報告を発表しました。それによると、2025年の売上高(品物を売って入ってきたお金)は849億円で、2021年の504億円の約1.7倍にまで増えていました。会社に最後に残るお金である「最終利益」も54億円で、2021年の28億円の約1.9倍になりました。2025年にもうけが出て黒字になった会社は、34社のうち30社で、全体の88.2%にあたります。「ぬい活」ブームが始まった2023年の売上高682億円から、その後もずっと増え続けていることが分かりました。さらに、ぬいぐるみを洗うクリーニングや、こわれたところを直す修理といった、新しい仕事まで生まれてきているそうです。これらのぬいぐるみは、今の若い人や子どもである「α・Z世代」と呼ばれる人たちから大人まで、はば広い人たちに楽しまれています。
ここで出てきた「ぬい活」とは、ぬいぐるみといっしょに毎日を楽しくすごす活動のことです。「α・Z世代」とは、おもに今の子どもや若い人たちのことを指す言葉です。一つのブームが広がると、ぬいぐるみを売る仕事だけでなく、洗ったり直したりする新しい仕事も生まれ、多くの会社の元気につながります。みなさんが大切にしているぬいぐるみへの気持ちが、こうして世の中を動かす大きな力になっているのです。身の回りの「好き」という気持ちが、社会とどうつながっているのか、考えてみるとおもしろいですね。