2026年6月13日(土)のこどもニュース
赤いこん虫「ヒラズゲンセイ」ってどんな虫? かんきょう省が情報を発表
みなさんは、夏になると校庭や公園、林などでいろいろなこん虫を見つけたことがあると思います。こん虫は、頭・胸・腹の三つの部分からできていて、胸には六本の足があるのが特ちょうです。わたしたちの身の回りにはたくさんの生き物がいますが、その中には、数が少なくなって、なかなか見られなくなっているものもいます。今回、日本の政府機関であるかんきょう省が、ある一種のこん虫についての情報を発表しました。
その虫の名前は「ヒラズゲンセイ」です。ヒラズゲンセイは、学名を Cissites cephalotes といい、こん虫類のコウチュウ目・ツチハンミョウ科に分けられる虫です。かんきょう省などのしらべによると、ヒラズゲンセイは高知県・佐賀県・宮崎県で「準絶滅危惧(NT)」という生き物に指定されていて、それぞれの県の「レッドデータブック」に書かれています。また、2014年6月22日には、大阪府の近くで1ぴきのヒラズゲンセイが見つかったという報告もありました。
ここで出てきた言葉を、かんたんに説明します。「準絶滅危惧」とは、今すぐにいなくなるわけではないけれど、このままだと数が減って、見られなくなってしまうかもしれない、と心配されている生き物のことです。そのような生き物の様子をまとめた本を「レッドデータブック」といいます。「学名」とは、世界中のどこでも同じ生き物を表すために使う、共通の名前のことです。生き物は、食べる・食べられるという「食物連鎖」でたがいに関わり合って生きています。だからこそ、数が少ない生き物がいることを知り、その様子をしらべて記ろくしていくことは、わたしたちのまわりの自然を守っていくための大切な一歩になります。身近な虫に目を向けることが、ゆたかな自然を未来へ受けついでいく力につながるのです。
ぬいぐるみが大人気!「ぬい活」で会社の売上が1.7倍に
みなさんの家にも、お気に入りのぬいぐるみがあるのではないでしょうか。今、このぬいぐるみが空前の人気を集めています。お気に入りのぬいぐるみを持ち歩いたり、いっしょに出かけて写真をとったりして楽しむことを「ぬい活」と言います。子どもだけでなく、大人の間でも「ぬい活」を楽しむ人が増えていて、ぬいぐるみを作ったり売ったりする会社の元気につながっています。
会社のお金の様子をくわしく調べる会社「東京商工リサーチ」が、2026年6月13日に、ぬいぐるみの仕事をしている34の会社について、2021年から2025年までの様子を調べた報告を発表しました。それによると、2025年の売上高(品物を売って入ってきたお金)は849億円で、2021年の504億円の約1.7倍にまで増えていました。会社に最後に残るお金である「最終利益」も54億円で、2021年の28億円の約1.9倍になりました。2025年にもうけが出て黒字になった会社は、34社のうち30社で、全体の88.2%にあたります。「ぬい活」ブームが始まった2023年の売上高682億円から、その後もずっと増え続けていることが分かりました。さらに、ぬいぐるみを洗うクリーニングや、こわれたところを直す修理といった、新しい仕事まで生まれてきているそうです。これらのぬいぐるみは、今の若い人や子どもである「α・Z世代」と呼ばれる人たちから大人まで、はば広い人たちに楽しまれています。
ここで出てきた「ぬい活」とは、ぬいぐるみといっしょに毎日を楽しくすごす活動のことです。「α・Z世代」とは、おもに今の子どもや若い人たちのことを指す言葉です。一つのブームが広がると、ぬいぐるみを売る仕事だけでなく、洗ったり直したりする新しい仕事も生まれ、多くの会社の元気につながります。みなさんが大切にしているぬいぐるみへの気持ちが、こうして世の中を動かす大きな力になっているのです。身の回りの「好き」という気持ちが、社会とどうつながっているのか、考えてみるとおもしろいですね。