赤いこん虫「ヒラズゲンセイ」ってどんな虫? かんきょう省が情報を発表
みなさんは、夏になると校庭や公園、林などでいろいろなこん虫を見つけたことがあると思います。こん虫は、頭・胸・腹の三つの部分からできていて、胸には六本の足があるのが特ちょうです。わたしたちの身の回りにはたくさんの生き物がいますが、その中には、数が少なくなって、なかなか見られなくなっているものもいます。今回、日本の政府機関であるかんきょう省が、ある一種のこん虫についての情報を発表しました。
その虫の名前は「ヒラズゲンセイ」です。ヒラズゲンセイは、学名を Cissites cephalotes といい、こん虫類のコウチュウ目・ツチハンミョウ科に分けられる虫です。かんきょう省などのしらべによると、ヒラズゲンセイは高知県・佐賀県・宮崎県で「準絶滅危惧(NT)」という生き物に指定されていて、それぞれの県の「レッドデータブック」に書かれています。また、2014年6月22日には、大阪府の近くで1ぴきのヒラズゲンセイが見つかったという報告もありました。
ここで出てきた言葉を、かんたんに説明します。「準絶滅危惧」とは、今すぐにいなくなるわけではないけれど、このままだと数が減って、見られなくなってしまうかもしれない、と心配されている生き物のことです。そのような生き物の様子をまとめた本を「レッドデータブック」といいます。「学名」とは、世界中のどこでも同じ生き物を表すために使う、共通の名前のことです。生き物は、食べる・食べられるという「食物連鎖」でたがいに関わり合って生きています。だからこそ、数が少ない生き物がいることを知り、その様子をしらべて記ろくしていくことは、わたしたちのまわりの自然を守っていくための大切な一歩になります。身近な虫に目を向けることが、ゆたかな自然を未来へ受けついでいく力につながるのです。