かわいいけれど…千葉県でふえる「アライグマ」
みなさんは、アライグマという動物を知っていますか。絵本やテレビで見ると、目のまわりが黒く、手先がとても器用で、かわいらしい動物です。でも今、千葉県では、このアライグマが大きな問題になっています。もともとアライグマは、日本にすんでいた動物ではなく、外国からやってきた生き物だからです。
千葉県は、アライグマのくらし方(生態)や、ひがいのようす、これからの対策について、人々に広く知らせています。千葉県によると、アライグマは「特定外来生物」に指定されています。今、ひがいがふえていて、スイカなどの農作物が食べられてしまう食害や、屋根裏に入りこんで人々のくらしをこまらせるひがいが起きています。すんでいる場所も広がっています。90年代に県の南のほうで初めて確認されましたが、今では県全体に広がってしまいました。そこで千葉県は、決められた計画に基づいて、アライグマをつかまえて数を管理し、さいごには県内からすっかりいなくすることを目指しています。
「特定外来生物」とは、もともと外国にすんでいた生き物のうち、日本の自然や、人々のくらし、農業に大きなえいきょうをあたえるおそれがあるとして、国が特に指定したものです。みなさんは、生き物が「食べる・食べられる」でつながっていることを学びました。外国から来た生き物がふえすぎると、もともと日本にいた生き物の食べ物やすみかがうばわれ、このつながりがくずれてしまうことがあります。アライグマがふえた原因の一つは、ペットとして外国から運ばれた動物が、にげ出したり、すてられたりしたことだと言われています。生き物を飼うときは、さいごまで責任をもって大切に世話をすることが、自然と私たちのくらしを守ることにつながるのです。