学校のプール、どう使う? 全国の市区町村を調べた結果が出ました
夏になると、学校のプールで水泳の授業がありますね。みなさんの学校にも、プールがあるでしょうか。じつは今、学校のプールをどのように使っていくかが、全国で大きな話題になっています。プールは作るのにも、なおすのにもたくさんのお金がかかり、年月がたつと古くなって、なおさなくてはいけなくなるからです。だから、自分たちの学校のプールだけにたよらず、ほかのプールを使う町も出てきています。
「公益財団法人 笹川スポーツ財団」が、全国の市区町村に、小学校の水泳(プール授業)をどのようにおこなっているかを調べました。この調べは2024年8月16日から9月30日におこなわれ、全国の1140の市区町村が回答しました。
回答の結果、自分の学校のプールだけを使っているところが41.7%でした。市や町などが持つ、みんなで使える公共のプールを使っているところが44.1%(約4割)、そして「民間委託」をしているところが20.4%(約2割)でした。
「民間委託」をしている町のわりあいは、人口の多さによって大きくちがっていました。人口が1万人より少ない町では5.0%でしたが、人口が50万人より多い大きな市では64.0%にもなっていました。人が多い大きな市ほど、よく「民間委託」をしているのです。
これからのプールについての計画も分かりました。プールをなおしたり、建てかえたりする計画があるところが17.9%、プールをやめる計画があるところが16.9%でした。
「民間委託」とは、市や町がする仕事を、会社などほかのところにたのんで、かわりにやってもらうことです。たとえば、学校のプールのかわりに、会社が運えいするスイミングスクールで水泳の授業をする、というやり方です。古くなったプールを一つ一つなおすには、とても大きなお金がかかります。そこで、人手やお金をうまく使うために、こうしたやり方を選ぶ町がふえているのです。
みなさんが学校で当たり前のように使っているプールも、これから先は、近くのスイミングスクールや公共のプールで授業を受けるようになるかもしれません。学校のプールがどうなっていくかは、わたしたちの毎日の生活に近い、大切な話題なのです。