給食でお茶? 福岡市の新しい取り組み
みなさんは学校の給食で、毎日牛乳を飲んでいますね。牛乳には体をつくるもとになる養分がたくさんふくまれていて、長い間、給食に欠かせないものとされてきました。でも、人の体は一人ひとりちがいます。体質によって、牛乳を飲むとおなかの調子が悪くなってしまう子もいます。また、日本に古くから伝わる和食には、ごはんやみそしるがよく合いますね。こうした中で、福岡市教育委員会が新しい取り組みを始めることになりました。
福岡市教育委員会は、『もっとおいしい給食プロジェクト』の一つとして、和食のこんだての日に月1回、牛乳の代わりにお茶を出す取り組みを始めると発表しました。お茶は紙パックに入れて配られます。この取り組みは、中学校と「特別支援学校」では2026年4月から、小学校では2026年6月から始まります。
福岡市教育委員会がこの取り組みを行う理由は、二つあります。一つは、日本の食文化への理解を深めてもらうことです。和食にお茶を合わせることで、日本に伝わる食べ方を身近に感じられます。もう一つは、体質で牛乳が飲めない子どもへの気くばりです。お茶なら、牛乳が飲めない子も、ほかの子と同じように飲み物を楽しめます。
最後に、出てきた言葉を説明します。「和食」とは、ごはんを中心に、魚やみそしる、やさいなどを組み合わせた、日本に古くから伝わる食事のことです。「体質」とは、生まれつきもっている体の性質のことです。この取り組みは、毎日の給食を見直すきっかけになります。みんながおたがいのちがいを大切にしながら、日本の食文化を楽しめるようになるとよいですね。みなさんも、毎日の給食について少し考えてみてはどうでしょうか。