むし歯のある子どもの割合、どの学校でも過去最小に
みなさんは毎日、歯をみがいていますか。学校では毎年、歯や目の検査など、体の健康を調べる健康しんだんが行われています。じつは国も、全国の子どもたちの健康のようすを昭和23年度から毎年ずっと調べ続けています。それが文部科学省の「学校保健統計調査」です。今回、その最新の結果が発表され、うれしい変化が分かりました。
文部科学省は令和8年(2026年)2月13日、令和7年度の「学校保健統計調査」の結果を取りまとめて公表しました。調査は令和7年4月1日から6月30日にかけて行われました。対象は、国公私立のようち園、幼保連けい型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校に通う満5才から17才までの子どもたちで、全員ではなく一部を選んで調べる方法がとられました。健康状態の調査では、全体の25.4%にあたる314万3588人が調べられました。その結果、むし歯(う歯)のある子どもの割合は、ようち園が19.44%、小学校が30.83%、中学校が25.23%、高等学校が32.77%で、どの学校種でも過去最小、つまりこれまでで一番少なくなりました。小学校では、平成27年度には50.76%と半分をこえていましたが、令和7年度は30.83%まで下がりました。一方で、「裸眼視力」が1.0に満たない子どもの割合は、小学校が36.07%、中学校が59.35%、高等学校が71.51%となっていて、学校の段階が進むほど高くなっています。
ここで、記事に出てきた言葉をかくにんしましょう。「学校保健統計調査」とは、文部科学省が全国の子どもたちの体や健康のようすを毎年調べて、数字でまとめる調査のことです。「裸眼視力」とは、めがねやコンタクトレンズを使わないで測った、そのままの目の見える力のことです。今回の結果から、子どもたちのむし歯は昔にくらべて大きく減っていることが分かりました。その一方で、目の見え方については、学年が上がるほど視力1.0に満たない人の割合が高くなるという課題も見えています。毎日の歯みがきをこれからも続けるとともに、目を休ませるなど、自分の体を大切にする生活を心がけていきたいですね。