1円玉を11年ぶりに製造へ 財務省が計画の枚数を6.6倍に引き上げ
みなさんは、買い物のときに1円玉を使ったことがありますか。1円玉や100円玉のような金属のお金は「硬貨」と呼ばれます。硬貨は、国が毎年決める計画にもとづいてつくられています。実は1円玉は、平成27年度を最後に新しくつくられていませんでした。そんな1円玉について、大きな動きがありました。
財務省は令和8年(2026年)5月25日、令和8年度の貨幣製造計画を改定したと発表しました。当初の計画は令和8年4月7日に発表されていて、そのときの1円玉の製造枚数は2,000万枚の予定でした。今回の改定で、この枚数は1億3,200万枚へと、6.6倍に引き上げられました。1円玉が製造されるのは平成27年度以来、11年ぶりのことです。金額で見ても、1円玉は2,000万円分から1億3,200万円分に増えます。これにより、硬貨全体の製造計画も5億8,227万5,000枚(1,383億5,000万円分)から6億9,427万5,000枚(1,384億6,200万円分)に増えました。実際の硬貨は、独立行政法人造幣局法という法律の第12条にもとづいて、財務大臣が定める製造計画に従い、造幣局がつくることになっています。
ここで、ニュースに出てきた言葉をかんたんにせつ明します。「硬貨」とは、金属でできたお金、つまりコインのことです。「貨幣製造計画」とは、どの種類の硬貨を1年間に何枚つくるかを、財務大臣が定める計画のことです。「造幣局」とは、その計画に従って実際に硬貨をつくる、国の仕事を受け持つ組織(独立行政法人)のことです。1円玉は、買い物のおつりなどで使われる、わたしたちにとても身近なお金です。11年ぶりに新しくつくられる令和8年の1円玉が、いつかみなさんの財布に入ってくる日が来るかもしれません。お金がどのようにつくられ、社会の中を回っているのか、この機会に考えてみてはどうでしょうか。