人の手で育ったニホンザルのパンチが1才 市川市動植物園にみんなのメッセージがならびます
動物の赤ちゃんは、生まれてしばらくの間、母親のお乳を飲んで大きくなります。けれども、何かの理由で母親が赤ちゃんを育てられないこともあります。そんなとき、動物園では飼育員が母親のかわりに、時間を決めてミルクを飲ませ、体の様子を毎日たしかめながら育てます。これを人工ほ育といいます。市川市動植物園にいるニホンザルのパンチも、人の手で育てられてきたサルです。そのパンチが、まもなく生まれてから1年になります。
市川市動植物園は、パンチが2026年7月26日に1才の誕生日をむかえるのに合わせて、園に来た人たちから集めたおうえんのメッセージをならべる「#がんばってるねパンチ!みんなのメッセージ展」を開くと発表しました。行われるのは2026年7月22日水曜日から8月9日日曜日までで、場所は動植物園のレストハウス1階にあるレクチャールームです。パンチへのバースデーカードやメッセージは、2026年7月1日から7月15日まで集められました。送り方は、郵便で送るか、園の中に置かれた受付ボックスに入れるかの二つで、大きさはA4サイズまでと決められました。名前や住所などの個人情報は書かないという約束もありました。会場には、みんなで一枚の紙に言葉を書きこむ寄せ書きのスペースも作られます。さらに、「#がんばれパンチ」という題のYouTubeの動画も上映されます。ただし、ぬいぐるみのような立体の物や、食べ物・飲み物をパンチにおくることはできないと、市川市動植物園は伝えています。
「人工哺育」とは、母親のかわりに人がミルクをあげて、動物の赤ちゃんを育てることです。「寄せ書き」とは、一枚の紙に何人もの人が言葉や絵を書き合わせるもので、学校でも友だちを送り出すときなどに作ることがあります。動物園で一つの命が育つまでには、飼育員のたくさんの世話と、見守る人たちの気持ちがあります。生き物の命に目を向け、応えんの言葉をとどけることは、身近な自然や動物を大切にする第一歩になります。今度動物園に行くときは、そこにいる生き物がどのように育てられてきたのかを、少し考えてみてはどうでしょうか。