日本とかん国で初の共同世論調査 かん国に「良い印象」35.3%で過去最高

みなさんは、音楽やドラマ、食べ物などをきっかけに、日本のとなりの国であるかん国に親しみを感じたことはありませんか。日本とかん国は、海をはさんですぐ近くにあり、人の行き来もとても多い国どうしです。その一方で、歴史や政治をめぐる問題もあり、おたがいの国民が相手の国をどう思っているのかは、長い間、大きな関心ごとでした。そこで、日本とかん国の団体が力を合わせ、同じ質問を同じ時期に両国の人へたずねる調査が、初めて行われました。

2026年8月3日の現地時間の午前、東京都港区にある公益財団法人国際文化会館と、かん国の東アジア研究院は、ソウルの東アジア研究院で合同の記者会見を開きました。二つの団体は、日本とかん国で共同して行った初めての二国間の世論調査「日かん国民意識調査」の結果を発表し、このうち日本側について、いち早くまとめた速報の結果を公表しました。
日本側の調査は、2026年7月17日から21日まで、インターネットを使って行われ、回答は1,552件でした。かん国側の調査は7月20日から21日に行われ、回答は1,547件でした。かん国への印象について、「良い」と「どちらかといえば良い」を合わせた答えは35.3%で、前の年の24.8%から10.5ポイント上がり、これまでで最も高くなりました。ただし、「良くない」と「どちらかといえば良くない」を合わせた答えは44.1%あり、良い印象を上回っています。また、かん国を「しんらいできるパートナー」と答えた人は24.5%で、「しんらいできない」と答えた人の50.2%の方が多くなりました。日本とかん国の関係を「重要」と答えた人は57.0%でした。記者会見では、かん国側の調査の結果も発表されました。かん国の人が日本に良い印象をもつと答えた割合は54.3%で、前の年の52.4%から1.9ポイント上がり、この調査が始まった2013年からで最も高くなりました。
ここで出てきた「世論調査」とは、多くの人に同じ質問をして、社会全体の人々の考え方のようすを数字で表す調査のことです。また、「ポイント」は、パーセントで表した数字どうしを比べたときの差を表す言い方です。24.8%から35.3%に変わったので、差は10.5ポイントとなります。今回の結果からは、日本でもかん国でも相手の国への良い印象が高まっている一方で、日本側では「良くない」と答える人がまだ多いことも分かります。相手の国を知り、思いこみではなく事実をもとに考えることは、みなさんがこれから外国の人と学んだり働いたりするときの、大切な土台になります。世界の国々と協力して課題を解決していくために、となりの国とどう付き合っていくかを考えることは、わたしたちの未来につながっています。