おぼれている人を見つけたら、水に入らず助けを呼ぼう 海上保安庁がホームページで説明

夏は海水浴など、水辺で遊ぶ機会が多い季節です。しかし、毎年、海ではおぼれる事故が起きています。もし目の前でだれかがおぼれていたら、助けたい気持ちから、すぐに水に飛びこみたくなるかもしれません。しかし、それはとても危険な行動です。海の安全を守る国の役所である海上保安庁は、おぼれている人を見つけたときに取るべき行動を、ホームページでくわしく説明しています。

海上保安庁は、国土交通省の外局として、海の事件や事故に対応している役所です。海上保安庁の説明によると、海水浴場などでおぼれている人を見つけたら、まず、見守りをしている係の人やライフセーバー、まわりの人に大きな声で助けを求めます。そして、電話で118番(海上保安庁)、110番(警察)、119番(消防)に連らくします。自分で水に入って助けに行くのは危険なので、まず自分の安全を確保し、道具を使って助けることが大切です。また、ひとりだけで対応せず、まわりの人にも助けを求めます。おぼれている人には、浮力のある物を投げ入れます。例えば、ライフジャケットやうき輪、ボディボード、ビート板、ペットボトル、ビーチボール、クーラーボックスなどです。ペットボトルは、水や砂を少し入れてキャップを閉めると投げやすくなる、という具体的な助言もあります。さらに、海上保安庁は、AEDの準備や応急手当の大切さも説明し、普通救命講習を受けることをすすめています。
ここで、記事に出てきた言葉をかんたんに説明します。「118番」は、海の事件や事故を海上保安庁に伝えるための電話番号です。「浮力」とは、物を水にうかせようとする力のことです。「AED」は、正しく動かなくなった心臓に電気を流して、もとの動きにもどす手助けをする機械です。「普通救命講習」は、AEDの使い方や応急手当のやり方を学べる講習で、消防署などで受けられます。海や川に行けば、みなさんも、おぼれている人を助ける側になるかもしれません。自分は水に入らず、道具を使い、まわりの大人と協力して助ける。この知識を覚えておくことが、いつか自分や友だちの命を守ることにつながります。