岩手県に帰ってくる秋のサケ、しんさい前の1000分の1に

およそ9400びき。これは、今年の9月から来年の2月までの間に、岩手県の海に帰ってくると予想されるサケの数です。2011年の東日本大しんさいが起きる前は、1年におよそ768万びきものサケが帰ってきていました。今年の予想は、その1000分の1ほどしかありません。

この予想は、岩手県のかまいし市にある「水産技術センター」が、7月31日に発表しました。サケは海で大きく育ったあと、たまごをうむために、自分が生まれた川へもどってきます。これを「回帰」といいます。センターは、秋に回帰するサケの数と重さを予想して発表しています。
去年、岩手県に帰ってきたサケは1万6700びきで、重さは合計42トンでした。今年はそこからさらに4わりほどへって、9400びき、26トンになると予想されています。予想にははばがあって、少ないと3000びきくらい、多くても4万びきくらいと見られています。
帰ってくるサケは4さいの魚が中心ですが、どの年れいのサケもとても少ない見こみです。しんさいの前は、帰ってくるサケの重さは合計でおよそ2万5000トンもあったので、今年の26トンという予想がどれほど少ないかが分かります。
サケが帰ってくる時期は、10月の終わりごろが中心になると予想されています。