岩手県いわてけんの秋あきサケ 今年帰ことしかえってくる数かずは、じしんの前まえのわずか0.1%と予測よそく

岩手県の秋サケ 今年帰ってくる数は、じしんの前のわずか0.1%と予測
シロザケ 出典: Focus Saranpat Ouilapan (PD / Wikimedia Commons)

768万まんびきと、9400びき。この二ふたつの数字すうじは、どちらも岩手県いわてけんの海うみに帰かえってくる秋あきサケの数かずを表あらわしています。768万まんびきは、2011年ねんに起おきた「東日本大震災ひがしにほんだいしんさい」という大おおきなじしんとつなみの災害さいがいの前まえ、3年間ねんかんの平均へいきんです。そして9400びきは、今年ことしの秋あきから来年らいねんの冬ふゆにかけて帰かえってくると予測よそくされた数かずです。じしんの前まえと比くらべると、わずか0.1%、つまり1000びきのうち1びきほどしか帰かえってこない計算けいさんになります。

岩手県の秋サケ 今年帰ってくる数は、じしんの前のわずか0.1%と予測
シロザケ 出典: Focus Saranpat Ouilapan (PD / Wikimedia Commons)

この予測よそくは、岩手県いわてけんかまいし市しにある岩手県水産技術いわてけんすいさんぎじゅつセンターが、令和れいわ8年ねん7月がつ31日にちに発表はっぴょうしました。サケは川かわで生うまれて海うみで育そだち、卵たまごを産うむために生うまれた川かわの近ちかくまでもどってきます。これを「回帰かいき」といいます。センターは、令和れいわ8年ねん9月がつから令和れいわ9年ねん2月がつまでの間あいだに岩手県いわてけんの沿岸えんがんに回帰かいきするサケを、約やく9400びき、重おもさにして26トンと予測よそくしました。前まえの年としに実際じっさいに帰かえってきたのは約やく1万まん6700びき、重おもさ42トンだったので、そこからさらに4割わりほど減へる見通みとおしです。

帰かえってくる数かずがいちばん多おおくなるのは10月がつの終おわりごろで、中心ちゅうしんになるのは4さいのサケと見みられています。ただし、どの年としに生うまれたサケも、極きわめて少すくない見通みとおしです。

じしんの前まえの平成へいせい20年度ねんどから22年度ねんどの平均へいきんでは、重おもさにして約やく2万まん5000トンのサケが岩手県いわてけんに帰かえってきていました。今年ことしの予測よそくは26トンなので、その差さはとても大おおきいことが分わかります。予測よそくにははばがあり、少すくなければ約やく3000びき、多おおくても約やく4万まんびきとされていて、大おおきく回復かいふくする見通みとおしは示しめされていません。