クーラーボックスで太平洋をただよう 漁師2人をメキシコ海軍が救助

陸から約240キロメートルもはなれた太平洋の上で、2人の男性がクーラーボックスに乗ってただよっているのが見つかりました。メキシコ海軍が8月19日、この2人を助け出したと発表しました。

助けられたのは、53さいと32さいの漁師の男性2人です。2人は漁船「カマロネラ」に乗って海に出ましたが、8月14日を最後に連らくがとれなくなっていました。
漁師たちが入っている漁業協同組合から救助を求める連らくを受けて、メキシコ海軍は8月15日から「捜索」、つまり行方が分からない人を海や空からさがす活動を始めました。メキシコ海軍は、海の安全を守る沿岸警備隊の役割も持っています。今回はチアパス州のプエルトチアパスという港町にある第22海軍区が中心となり、大きな船と小型のふね、そして航空機の三つを組み合わせる「トリノミオ」と呼ばれる方法で海をさがしました。
そして8月19日、チアパス州の沖合約130海里、キロメートルにすると約240.76キロメートルの海上で、2人が発見されました。海里というのは、海の上のきょりを表す単位です。パトロール用の船が2人を助け上げ、海軍の衛生要員という、けがや病気がないかを調べる係の人が体の様子を調べました。その後、2人はヘリコプターで港へ運ばれ、手当てを受けたあと、無事に家族のもとへ引きわたされました。
メキシコ海軍のトップである長官は、レイムンド・ペドロ・モラレス・アンヘレスさんです。メキシコ海軍は、海で困ったことが起きたときのために「800 MARINA 1」という電話番号を案内しています。