アフリカが小ちいさく見みえる世界地図せかいちずを直なおそう 多おおくの国くにがさんせいしました

アフリカが小さく見える世界地図を直そう 多くの国がさんせいしました
メルカトル図法 出典: Strebe (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

学校がっこうのかべにはってある世界地図せかいちずを思おもいうかべてください。多おおくの世界地図せかいちずは「メルカトル図法ずほう」という作つくり方かたで作つくられています。この作つくり方かたでは、地球ちきゅうのまん中なかをぐるりと回まわる線せんである赤道せきどうに近ちかい場所ばしょ、たとえばアフリカなどが、ほかの場所ばしょとくらべて、本当ほんとうの大おおきさよりも小ちいさく見みえてしまいます。

アフリカが小さく見える世界地図を直そう 多くの国がさんせいしました
メルカトル図法 出典: Strebe (CC BY-SA / Wikimedia Commons)

9月がつ4日よっか、世界せかいの国くにが集あつまって話はなし合あう「国連総会こくれんそうかい」で、「地図ちずを正ただす」という名前なまえの「決議けつぎ」が決きまりました。決議けつぎとは、多おおくの国くにが話はなし合あって決きめたことを書かいた文書ぶんしょのことです。この文書ぶんしょは、アフリカの国くにのグループを代表だいひょうして、トーゴという国くにが出だしました。

とうひょうでは、164の国くにがさんせいし、反対はんたいしたのはアメリカだけでした。エストニア、ジョージア、リトアニア、モルドバ、セルビア、ウクライナの6か国こくは「棄権きけん」しました。きけんとは、さんせいにも反対はんたいにも入はいらず、こたえを出ださないことです。

この決きまりは、メルカトルの地図ちずが赤道せきどうの近ちかくにある場所ばしょの大おおきさをゆがめていて、アフリカなどについて正ただしく知しるのをじゃましていると言いっています。そして、地図ちずで場所ばしょの大おおきさをくらべるときには、「イコールアース図法ずほう」のように、本当ほんとうの大おおきさを正ただしく表あらわせる地図ちずをもっと広ひろく使つかうようにもとめています。

トーゴの代表だいひょうは「ゆがんだ地図ちずは、教育きょういくや、人ひとのとらえ方かた、文化ぶんか、国くにどうしのつきあい、国くにの発はってんの話はなし、それにアフリカの大おおきさやかのうせいの見方みかたにえいきょうする」と話はなしました。

ロシアは、この決きまりを、昔むかし、強つよい国くにがアフリカなどをおさめていた「植民地しょくみんち」のなごりを直なおすものだとして、さんせいしました。ウクライナは「この地図ちずは、今いまロシアに一時いちじうばわれているウクライナの土地とちの一部いちぶを、とてもゆるせない形かたちでえがいている」と言いって、きけんしました。

アメリカの代表だいひょうは、この決きまりは世界せかいの国くにの集あつまりへのしんらいをそこなうもので、アフリカへのつぐないなどをおしすすめるものだと言いって、反対はんたいしました。ヨーロッパの国くにの集あつまりであるEUを代表だいひょうしたアイルランドは、決きまりのねらいにはさんせいしながら、その取とり組くみは教育きょういくや、広ひろく知しらせること、地理ちりをよく知しってもらうことにかぎるべきだと話はなしました。

トーゴの代表だいひょうは「公正こうせいな地図ちずは世界せかいの地理ちりをかえるのではなく、世界せかいの見方みかたをかえる」とも話はなしています。