12頭のパンダがアメリカへ 10年間くらす旅に出発


買い物をしていると、とつぜん、大きな音が鳴りひびきます。さいがいのきけんを急いでつたえる「緊急速報」の音です。まわりでは、役者の人たちがあわてて声を上げ、その場は大さわぎになります。

これは、本当のさいがいではありません。5月20日に、おおさかのうめだにあるグラングリーンおおさかで行われる、新しいぼうさいくんれんの場面です。
このくんれんに出る人は、はじめは買い物客の役をしています。ところが、音が鳴ったとたん、さいがいにあった「当事者」になります。当事者とは、その出来事にちょくせつかかわる本人のことです。
役者の人たちがこんらんしたやり取りをする中で、くんれんに出る人は、むずかしいことを自分で決めなければなりません。たとえば、スマートフォンを取りにもどるかどうか、おなかに赤ちゃんがいる人や外国から来た旅行者にどうすればよいか、といったことです。どれにも、これが正しいという答えはありません。
くんれんに出る人は、自分でセリフを言い、公園からたて物の中へじっさいにうつります。
このくんれんの名前は「防災エンタビ~ジブンゴト」です。おおさかふさかい市にあるプレイングかぶしき会社が、2026年4月30日に発表しました。
げきや、なぞをといて部屋から出る「脱出ゲーム」のしくみを取り入れていて、まるで本当にその場にいるような気持ちになる「没入型」のくんれんです。今回は、うまくいくかをたしかめるための「実証実験」として行われます。
プレイングかぶしき会社は、だれかに言われて動くくんれんから、自分で考えて決めるくんれんにかえることを目指しています。
プレイングかぶしき会社は、これから市や県などの役所、お店が集まるしせつ、学校などと力を合わせて、このくんれんを全国に広げていく予定です。