12頭のパンダがアメリカへ 10年間くらす旅に出発


買い物をしていると、とつぜん、大きな音が鳴りひびきます。さいがいのきけんを急いでつたえる「緊急速報」の音です。まわりでは、役者の人たちがあわてて声を上げ、その場は大さわぎになります。

これは、本当のさいがいではありません。5月20日に、おおさかのうめだにあるグラングリーンおおさかで行われる、新しいぼうさいくんれんの場面です。
このくんれんに出る人は、はじめは買い物客の役をしています。ところが、音が鳴ったとたん、さいがいにあった「当事者」になります。当事者とは、その出来事にちょくせつかかわる本人のことです。
役者の人たちがこんらんしたやり取りをする中で、くんれんに出る人は、むずかしいことを自分で決めなければなりません。たとえば、スマートフォンを取りにもどるかどうか、おなかに赤ちゃんがいる人や外国から来た旅行者にどうすればよいか、といったことです。どれにも、これが正しいという答えはありません。
くんれんに出る人は、自分でセリフを言い、公園からたて物の中へじっさいにうつります。
このくんれんの名前は「防災エンタビ~ジブンゴト」です。おおさかふさかい市にあるプレイングかぶしき会社が、2026年4月30日に発表しました。
げきや、なぞをといて部屋から出る「脱出ゲーム」のしくみを取り入れていて、まるで本当にその場にいるような気持ちになる「没入型」のくんれんです。今回は、うまくいくかをたしかめるための「実証実験」として行われます。
プレイングかぶしき会社は、だれかに言われて動くくんれんから、自分で考えて決めるくんれんにかえることを目指しています。
プレイングかぶしき会社は、これから市や県などの役所、お店が集まるしせつ、学校などと力を合わせて、このくんれんを全国に広げていく予定です。

始まりは、クラミドモナスという、とても小さな生き物でした。クラミドモナスは、体がたった1つの「細胞」でできている「藻類」のなかまです。さいぼうは、生き物の体をつくっているとても小さなつぶのことで、そうるいは、水の中などでくらす、海草ににた生き物のなかまのことです。

ドイツのフランクフルト大学のペーター・ヘーゲマンさん(71さい)と、ドイツのビュルツブルク大学のゲオルク・ナーゲルさん(73さい)は、このクラミドモナスから、とくべつなタンパクしつを発見しました。タンパクしつは、生き物の体をつくったり、体の中でいろいろなはたらきをしたりするものです。
2007年には、アメリカのスタンフォード大学のカール・ダイセロスさん(54さい)が、生きたマウスののうに青い光を当てて、「神経細胞」のはたらきをあやつることにせいこうしました。しんけいさいぼうは、のうや体の中で合図を送り合っているさいぼうです。
このように、光を使ってしんけいさいぼうのはたらきをあやつる研究を「光遺伝学」といいます。
光いでん学は、病気をなおす研究にも使われ始めています。「網膜色素変性症」という、目のおくで光を感じる部分が少しずつはたらかなくなる病気で目が見えなくなった人が、もう一度見えるようにするための「臨床試験」が進んでいます。りんしょうしけんは、新しいなおし方が本当にきくのか、安全なのかを、人でたしかめることです。うつ病、アルツハイマー病、とうごうしっちょうしょう、パーキンソン病といった病気のしくみを明らかにすることにも、役立つと期待されています。
2026年10月5日、スウェーデンのカロリンスカ研究所は、2026年の「ノーベル生理学・医学賞」を、光いでん学をつくり上げたカール・ダイセロスさん、ペーター・ヘーゲマンさん、ゲオルク・ナーゲルさんの3人におくると発表しました。体のしくみや病気についてのすぐれた研究をした人におくられるしょうです。この発表は、JSTサイエンスポータルがすぐにつたえました。
しょう金は1200万スウェーデン・クローナ(およそ1おく9000万円)で、3人で同じだけ分けます。しょうをわたす式は、12月10日に行われます。

「SNS依存」という言葉があります。SNSは、インターネットで文や写真を送り合ったり、見せ合ったりするサービスのことで、ソーシャルメディアともよばれます。SNSいぞんは、SNSを使うのをやめたくてもやめられなくなり、生活にこまったことが起きるようすを指す言葉です。

国立病院きこう くりはま医りょうセンターは、SNSいぞんのうたがいがあるかどうかを自分でたしかめるためのしつ問と、点数の決まりをのせています。これは「ソーシャルメディア障害スケール(SMDS)」という名前です。スケールは、ものさしという意味の言葉です。
答える人は、この1年間にSNSを使ったときのことを思い出して、しつ問に「はい」か「いいえ」で答えます。
しつ問は全部で9つです。8つはだれにでも同じしつ問で、のこりの1つは年れいによって中身がかわります。18さいになっていない人には、家族やしんせきなどの親ぞくとぶつかったことがあるかを聞きます。18さいいじょうの人には、パートナーや家族、友だちとぶつかったことがあるかを聞きます。
「はい」は1点、「いいえ」は0点として数えます。合わせて5点いじょうになると、SNSいぞんのうたがいがあるとされます。