1光で脳の神経をあやつる研究にノーベル賞 アメリカとドイツの3人


買い物を楽しんでいる客の耳に、とつぜん「緊急速報音」が鳴りひびきます。これは、大きな災害が起きそうなときなどに、スマートフォンなどから流れる音です。この音を合図に、買い物客の役をしていた参加者は、災害に直接まきこまれた「当事者」の役に変わります。

これは、大阪府さかい市にあるプレイング株式会社が考えた、新しい防災訓練の場面です。名前は「防災エンタビ~ジブンゴト」といいます。プレイング株式会社は2026年4月30日、この訓練の「実証実験」を、5月20日に大阪梅田のグラングリーン大阪で行うと発表しました。実証実験とは、新しい方法がうまくいくかどうかを、実際にためして確かめることです。
この訓練には、演劇と「脱出ゲーム」の要素が取り入れられています。脱出ゲームは、なぞをときながら、決められた場所から出ることを目指す遊びです。参加者がその世界に入りこんだように感じながら体験する「没入型」の訓練になっています。
訓練の中では、役を演じる演者たちが、混乱した様子でやり取りをします。その中で参加者は、「スマートフォンを取りにもどるか」「おなかに赤ちゃんがいる人や外国人旅行者にどう対応するか」といった、正解のない判断をせまられます。参加者は見ているだけではありません。自分でセリフを言い、公園から建物の中へ実際に移動します。
プレイング株式会社が目指しているのは、だれかに指示されて動く訓練から、自ら判断して動く訓練へ変えることです。
プレイング株式会社は今後、自治体や商業しせつ、教育機関と協力して、この訓練を全国に広げていく予定です。